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ラグビー 関東大学リーグ戦2022
【ハイライト動画】東洋大学 vs. 大東文化大学
後半開始からラインアウトで2連続のノット・ストレートを犯したものの、FLタニエラ・ヴェア、CTB大島暁のダブルタックルから相手を誘発するなど、全員のハードワークで主導権を渡さない。
大東大も後半7分、決定的なラインブレイクに対して途中出場の18歳、ジョセフ・ドモニが懸命に戻りタックル。SH稲葉聖馬、神田永遠がダブルでジャッカルを決めた。
風上の大東大はクレバーにボックスキック、ロングキックで敵陣に入ると、相手ペナルティから後半15分にPG成功。リードを24点に広げた。
しかし24点ビハインドの東洋大が、ここから見事なカムバック。
1本目のトライの起点はハイパント。
大東大が深いハイパントを捕球できず背後に転がり、蹴り出したボールが東洋大のチャンスに。ここから後半19分にモールで1トライ目(ゴール失敗)。
残り時間は20分。ビハインドは19点だ。
東洋大、後半29分のトライは圧巻の「チームトライ」だった。
敵陣10m付近のラインアウトからSH神田悠作の配球を起点として猛攻。相手反則によるクイックスタートで迫ると、接点への仕掛けからCTB梅村柊羽がグラウンディング。
大東大相手に力で押し切り、インゴールを奪った。これで12点差(12-24)。
風下の東洋大は自陣からボールキープ。すると後半35分、正確なキッカーでもある二十歳のWTB杉本海斗が自陣からラインブレイク。
石本拓巳が押さえ、約70mを切り返すスペシャルなトライが決まった。
ビハインドはついに5点差。残りは5分だ。
最後に魅せたのはフォワード陣だ。
まずSH神田がラインDFの間隙からランですり抜け、観客席を沸かせるロングゲイン。ゴール前まで迫り、ペナルティで勝負のスクラム選択。
ここでFW陣が有無を言わせぬ猛プッシュ。大東大は3連続の強制ペナルティを犯し、3本目でNO8梅村が押さえ、歓喜の同点ST(スクラム・トライ)。ゴール成功で26-24だ。
ついに24点差をひっくり返した東洋大。強烈なスクラムもさることながら、ラインアウトを立て直した修正力、一発で獲りきる準備力と遂行力も光った。
しかし、最後にドラマは待っていた。
東洋大は何としてもトライ後のキックオフボールを確保したかった。が、これを大東大が確保。モスグリーン軍団がしぶとく攻撃を重ねると、東洋大陣内で田崎富レフリーの笛。
東洋大は自陣中央で、痛恨のノット・ロールアウェイ。
後半48分。ここで大東大はPGを選択。決まれば歓喜の今季初勝利へ。外せば東洋大が開幕3連勝--。
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