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ラグビー コラム 2022年9月19日

【ハイライト動画あり】帝京大、後半に真価を発揮。ラグビー関東大学対抗戦、対青山学院大戦レビュー

ラグビーレポート by 直江 光信
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ラグビー 関東大学対抗戦2022

【ハイライト動画】帝京大学 vs. 青山学院大学

個のパフォーマンスで輝きを放ったのは、FB谷中だ。落ち着いたフィールディング、精度の高い左足のキックに加え、腰の強いランや果敢なハイボールキャッチでもたびたびチャンスを作り、2トライを挙げる活躍を見せた。非凡なフットワークで同じく2本のトライをマークしたWTB小村真也も、さまざまなシーンに能力を披露して強い印象を残した。

そうしたBKの活躍を支えるFW陣の献身も、忘れてはならない。この日マンオブザマッチに選ばれたFL奥井章仁は、相手防御がそろっている局面でもひるまず体を当てにいき、何度も突破口を開いた。豊富な運動量と好機への嗅覚を生かしボールキャリーでよく前に出たNO8延原秀飛、スクラムやモールの軸として推進力を発揮した高井翔太、上杉太郎の両PRの存在も光った。

「前半はなかなか思うようにプレーできず難しいゲームになりましたが、最後は0点に抑えて勝つことができた。次につなげていけるゲームになったと思います」(相馬朋和監督)

青山学院大も前に出るディフェンスで前半を失トライ1で折り返すなど、今季の取り組みの成果を随所に感じさせた。最終的に大きく点差を開けられた最大の理由は、ペナルティの多さ。圧倒されたスクラム以外にも不用意なハイタックルやオフサイドでせっかくの好機を逃すシーンがあり、健闘しながらも流れを引き寄せるまでには至らなかった。

それでも前節の早稲田大戦に続き、前半互角の勝負を演じられたことは、チームにとって確かな自信になるだろう。スクラム、ペナルティと課題は明白で、防御とキックに焦点を絞ったシンプルなスタイルには一体感があった。まだ対抗戦は始まったばかり。こちらも今後の戦いに期待を抱かせた。

文:直江 光信

直江 光信

スポーツライター。1975年熊本市生まれ。熊本高校→早稲田大学卒。熊本高校でラグビーを始め、3年時には花園に出場した。著書に「早稲田ラグビー 進化への闘争」(講談社)。現在、ラグビーマガジンを中心にフリーランスの記者として活動している。

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