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ラグビー コラム 2022年6月17日

根塚洸雅、竹山晃暉。2人の若き両翼が初キャップ、宮崎への切符を勝ち獲れるか。ラグビー日本代表

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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自身初のテストマッチに向けて竹山は「個人としてもしっかりとアピールできる場ではあると思うので、今、持っている自分の力を最大限に発揮することと、怖じせず積極的にボールをどんどんもらっていくことでチームに貢献したい。色んなことを学んでいける、めったにない機会だと思うので、チャレンジしていきたい」と意気込んだ。

トンガサムライXV戦での根塚洸雅

一方、リーグワンの3位決定戦まで試合に出ていた根塚は、日本代表に準ずる合宿に初めて参加して「ずっと試合に出ていたので、いい調子でできている。レベルの高いところでラグビーできるのは幸せなことなので率直にうれしいですね。レジェンドの田村(優)さんから教えていただきながらというところでは、本当に良い学びが多いです」と声を弾ました。

日本代表ではなく、NDSからスタートということに関しては「NDSでいいところを見せれば、日本代表の桜のジャージー着たり、宮崎の日本代表の方に参加させていただけると思います。ジャパンがやりたいことで、まだわかりきってないことが多いので、そこを学んで、世界で通用する選手になるための準備と思っています」と話した。

根塚は、特にキャプテンSO田村優、CTB(センター)ラファエレ ティモシーらと積極的に話すシーンが多く見られた。「今回、初めて合宿に来て、一番、聞ける状況だと思うので、どんどん聞いていこうと思っています」。

WTBとしてどんなプレーをしたいかと聞かれて根塚は「大外の狭いところで勝負して、思い切って勝負した結果、トライつながると思います。それをどれだけできるかだと思います。ディフェンスではグランドのスペースを見て、まわりの人とコネクション取ることが一番大事」と話した。

そして、初キャップに向けて根塚は「日本代表を背負って、皆さんのために身体を張るので、応援の方よろしくお願いします」とまっすぐに前を向いた。

NDSの活動は、ウルグアイ代表との第1テストマッチで終了する。ジョセフHCは「何人か(日本代表合宿をしている)宮崎に来ることはあると思います」と話す一方で、「(宮崎には)33名ほどいるので、そこまでサポートはいると思ってはいません」と正直に話した。

NDSからすでにケガ人などの関係で、PR北川賢吾(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)と、トンガサムライXV戦でフィジカルの強さを見せたLO辻雄康(東京サントリーサンゴリアス)は宮崎合宿へと昇格した。

いずれにせよ今回の試合から宮崎の「ファーストチーム」の昇格するのはわずかな人数となるはずだ。ウルグアイとの第1テストマッチでいいパフォーマンスを見せてチームに勝利に貢献し、宮崎行きの切符を手にするのは誰になるか。

文/写真:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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