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明治大学も39分、ハーフウェイライン付近のスクラムをプッシュしてから、左に展開。最後はFB安田が裏にキックしたボールを自ら押さえてトライ。ゴールも決まって14-12と逆転してハーフタイムを迎えた。
後半、先に得点を挙げたのはリードしている明治大学だった。9分、再びゴール前のモールを押し込んでHO松下がトライを挙げて、ゴールも決まり、21-12とリードを広げた。
しかし、昨季王者の意地を見せる帝京大学も、9分にはSO高本幹也のグラバーキックをFB谷中樹平(4年)がキャッチした後、オフロードパスでつないで最後はWTB高本とむ(3年)がトライ。さらに33分にはラインアウトを起点にアタックを継続し、最後はCTB二村莞司(4年)が抜け出して中央に押さえて26-21と逆転した。
ただ、明治大学は石田キャプテンが「まだ時間がある。落ち着いてプレーをして取り切ろう」と声を掛けていたように、5点差だったため焦ることはなかった。36分、モールを押し込み、最後は寮長であるHO紀伊遼平(4年)が押さえてトライ。SH(スクラムハーフ)で途中出場した池戸将太郎(3年)がゴールを決めて、29-26と逆転に成功した。
さらにロスタイム、SO伊藤の打ち返しのパスに途中出場のWTB秋濱悠太(2年)が抜け出して、最後はフォローしたFB安田がトライ。ゴールも決まって、終わってみれば5トライを挙げた明治大学が35-26で勝利した。
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春季大会で3連勝となった明治大学の神鳥裕之監督は「昨季、最後に悔しい思いをして勝てなかった帝京さんに勝利できたことは、非常に大きな収穫だった。スクラム、激しいコンタクでしっかり戦えたことは、今年のチームのいいスタートだった」と言いつつ、「まだまだ成長する時間があるので、今日の内容に決して満足することなく、伸びシロを伸ばして、次の練習、試合にフォーカスして成長していきたい」と先を見据えた。
石田キャプテンは「コンタクトのところで絶対負けないと話していて、いい部分がたくさん出て、激しい試合を制したことは良かった。FWには勇気づけられたし、チームを元気づけるプレーをしてくれたので、頼もしかった。我慢するところで我慢できて、最後まで走り勝つところで走り勝ったことはチームの自信になるが、課題もたくさん出たので修正したい」と話した。
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