人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

ラグビー コラム 2022年5月19日

決勝「国立」へのきっぷを懸けた戦いは聖地「花園」での「府中ダービー」。ジャパンラグビー リーグワン プレーオフトーナメント準決勝

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
  • Line

フィジカルやセットプレーの強みだけでなく、ブラックアダーHCが掲げるパスラグビーはすっかり浸透している。東芝ブレイブルーパス東京のスタッツを見ると、トライ数こそ1位のサンゴリアス東京より、4つ少ない74トライだったが、ボールキャリーはトップの1704回、ゲインメーターはサンゴリアス東京を上回り11496mで1位、オフロードパスも1位の178回だ。セットプレーとブレイクダウンで上回れば、自然と東芝のアタック力が活きてくるはずだ。

ブラッカダーHCは「サンゴリアスさんはボールを持つと、才能のある選手たちが一気にアタックしてくる。リーグの中でも一番危険なチームだと思います」と警戒を怠らない。

共同主将のSH小川は「強みはアグレッシブなディフェンスと、グラウンドを広く使ったアタック。サンゴリアス東京はアウトサイドBKなどにいいランナーがいるのが強みですが、そこはうちも強みで勝てる選手がいると思うので、しっかり倒したい」と意気込んだ。

サンゴリアス東京のCTB中村主将が「(東芝ブレイブルーパス東京に敗戦し)バッチリ目が覚めた感じです。上回らないといけないのは勝ちたい気持ちです。本当ぶつかりに行く気持ちでいきます」と言えば、東芝ブレイブルーパス東京の共同主将SH小川は、「正真正銘の戦いになるので、徹底的に、もう1回、潰してやるという気持ちで準備しています」と応戦した。

ともに今季、アタック力でトップ4に入った両チーム。ボールの供給源であるセットプレー、そしてブレイクダウンでの趨勢が、そのまま勝負に直結することは間違いなさそうだ。

東京サンゴリアスは、持ち前のアタッキングラグビーでトライを量産、第15節のリベンジを果たしてライバルを退けて初代王者に向けて前進したい。東芝ブレイブルーパス東京としても、第15節同様の激しいディフェンスとパスラグビーを武器に、再び好敵手に勝利して、強豪復活の狼煙を上げたい。

今季3度目、そして花園での「府中ダービー」となったプレーオフ準決勝1試合目は5月21日(土)午後2:30にキックオフされる。

文:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

人気ランキング(オンデマンド番組)

J SPORTSで
ラグビーを応援しよう!

ラグビーの放送・配信ページへ