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ラグビー コラム 2022年5月2日

【ハイライト動画あり】花園近鉄ライナーズがD1昇格へ前進!松岡勇の公式戦100試合出場を飾る白星

ラグビーレポート by 多羅 正崇
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花園近鉄ライナーズがディビジョン1(D1)昇格へ大きく前進した。

「ホストゲームでいつも以上に気持ちが乗っていました」

ライナーズの野中翔平主将の気合いは十分だった。

それもそのはず、ジャパンラグビーリーグワンのディビジョン2(D2)でリーグ戦2位通過(8勝2敗)のライナーズにとって、4月30日(土)は、大事な「1位〜3位順位決定戦」の初戦だった。

上位3チームによる1回総当たりの順位決定戦。2位と3位は順位決定戦後、D1の下位2チーム(NTTドコモレッドハリケーンズ大阪を除く)との入替戦に進むが、1位はD1へ自動昇格だ。

今回、本拠地の東大阪市花園ラグビー場に迎えた相手は、すでに順位決定戦で1勝を上げているリーグ戦3位通過(7勝3敗)の三重ホンダヒート

ヒートは勝てば自動昇格が決まる。ライナーズにとっても、負ければ自動昇格を逃してしまう大一番だった。

リーグ戦でライナーズに今季連敗しているヒートのFL古田凌主将は「2回負けていたので勝ってやろうと思っていました」。こちらも気合いは満点、リベンジ達成と昇格を掴みにいった。

ライナーズは、この試合で翌5月1日に38歳になったLO松岡勇が公式戦100出場。レジェンドロックのメモリアルゲームに華を添えたいライナーズは、前半から快調に飛ばした。

先制点はライナーズのWTB木村朋也のインターセプトだった。

FL野中主将の好タックルで相手を押し込むと、FBマット・ダフィーが窮屈に放ったパスを奪取。そのまま振り切り5点(ゴール失敗)を奪った。

しかし序盤のヒートは崩れず、前に出るディフェンスから攻守交代。前半22分にはPG(ペナルティゴール)で3点を返し、2点ビハインド(3-5)とした。

ライナーズの逆襲に火を付けた一人がCTB吉本匠だ。

スキルと強さを兼備した果敢なボールキャリー、さらには相手のミスを誘う好タックルなどで存在感を示した。起用の理由をライナーズOBの佐藤幹夫コーチはこう明かした。

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