人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

ラグビー コラム 2022年4月1日

コロナ禍の影響を大きく受けた大会。決勝は東福岡の辞退で報徳学園が初優勝。全国高校選抜ラグビー大会総括

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
  • Line

3トライを挙げた東福岡WTB上嶋

また、コロナの影響で試合ができず、連覇を達成できなかった東福岡も、新チームはディフェンスに注力しているというだけに、1回戦で國學院久我山(東京)に32-12、2回戦は天理(奈良)に25-5、準々決勝は中部大春日丘(愛知)54-5と強豪相手に3連勝。準決勝は不戦勝、決勝は不戦敗となったが力のあるところを見せた。

大会序盤を盛り上げたのは伏見工業から名前が変わって初の全国大会出場となった京都工学院(京都)と九州でベスト4となり、実力で初めて大会に出場した福岡屈指の進学校の修猷館(福岡)の公立2校だった。

ゆずの岩沢厚治さんが作詞作曲の「紅歌」(こうか)を歌う京都工学院

京都工学院は1回戦で朝明(三重)に47-7で勝利し、2回戦は流通経済大柏に20-31で敗れたが、展開ラグビーで接戦を演じた。古豪・修猷館も、1回戦で伝統校の秋田工業(秋田)に31-10で勝利し、2回戦では桐蔭学園に0-31で敗れたが、前半、特にディフェンスで粘りを見せた。

また、初出場の2校も奮闘した。勿来工業(福島)は1回戦で尾道(広島)と対戦して0-107で敗れたが、最後まで戦う姿勢を見せた。1回戦は不戦勝だった立命館慶祥(北海道)も2回戦で年末の花園準優勝の國學院栃木(栃木)と対戦し10-45で敗れたが2トライを挙げた。

1回戦で天理と引き分けた石見智翠館(島根)、年末の花園は予選決勝で引き分け抽選の末、出場できなかった大分東明(大分)も、ベスト8には入れなかったが力のあるところを見せた。

トライを挙げる佐賀工業1年のWTB大

ベスト8に入ったチームでは準々決勝で、佐賀工業が國學院栃木に12点差を逆転してベスト4に進出。伝統のモールに磨きをかけつつ、ランやDG(ドロップゴール)でも得点を挙げることができるチームとして今後も楽しみだ。また、桐蔭学園は準々決勝で花園を制した東海大大阪仰星を破って存在感を見せた。東海大大阪仰星も昨年の選抜でも準決勝で敗れた経験を糧に成長しただけに、今季もここから成長する可能性がありそうだ。

優勝した報徳学園(兵庫)、準優勝の東福岡(東福岡)、3位に入った桐蔭学園(神奈川)、佐賀工業(佐賀)、ベスト8に進出した東海大大阪仰星(大阪)、流通経済大柏(千葉)、中部大春日丘(愛知)、國學院栃木(栃木)の8チームは予選を勝ち抜いて花園に出場した場合、A、Bいずれかのシード校となる予定だ。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

人気ランキング(オンデマンド番組)

J SPORTSで
ラグビーを応援しよう!

ラグビーの放送・配信ページへ