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ラグビー コラム 2022年3月24日

國學院栃木、花園で巻き起こした旋風を再び。全国高校選抜ラグビー大会 注目校紹介

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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アタックをメインに選抜に向けて練習を重ねてきた

FWの主力選手のほとんどが花園を経験している2年生のため、新チームもFWが安定しており、大きく崩れることはなさそうだ。その上で、花園後、チームが取り組んできたのは攻撃だった。航太郎コーチは「花園では先制されてリードされると逆転できる力がなかった。春はアタックをメインに練習しています。FW、BK(バックス)というより、15人全員がハンドリングできる、トータルラグビーがしたい」と語気を強めた。

キャプテンはプレーでも姿勢でもチームを引っ張ることができる選手ということで、同期の選手たちによって、SO伊藤が選ばれた(取材時は所用で練習に参加していなかった)。

左からBKリーダー島崎、副将FL櫻井、FWリーダー木村

副キャプテンのFL(フランカー)櫻井瑛太は「昨年度、2回戦で石見智翠館に負けたので。ベスト8は確実に入って、その上を狙っていきたい。花園を経験したメンバーが多いので、ディフェンスはそのまま活かせる。新チームになり、上積みとしてアタックメインでやってきた。昨年の経験がある分、チャレンジしたい」と意気込んでいる。

また、FWリーダーのPR(プロップ)木村陽太は「花園でもFWが通用した。選抜でもモールからトライしたり、スクラムで相手ボールをターンオーバーしたい」と言えば、東芝で活躍した父(SO正吾氏)を持つ、BKリーダーのSH島崎聖弥は「セットプレーからBKで取り切る力をつけてきた。選抜でもいい結果を出して花園につなげたい」と話す。

大黒柱の1人、FB青柳やBKリーダーSH島崎はケガのため出場できない可能性が濃厚だが、逆に新しい選手が出てくるチャンスと捉えている。親子鷹の監督&コーチの指導の下、花園を経験した献身的なFW陣、新キャプテンSO伊藤のリードを武器に選抜でも初のベスト4以上に進出し、再び「國栃」の歴史を塗り替えることができるか。

文/写真:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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