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対する関東学院大学も、多くのレギュラー経験者が最終学年を迎える今季は勝負の年となる。大半のチームがコロナ感染により活動休止や夏合宿中止を余儀なくされる中、影響を受けず春、夏と計画通りに強化を進められた点は大きなアドバンテージだろう。板井良太監督も「ラグビーに真摯に取り組める時間を持てた。まだまだ発展途上ですが、さらに成長することを願って励んでいます」と好感触を口にする。
関東大学春季大会はCグループで青山学院大学に26-22、成蹊大学に54-0、立教大学に70-12と3連勝。夏合宿では筑波大学に14-65と完敗を喫したものの、山梨学院大学には42-17、拓殖大学には63-21で勝利を収めた。優れたリーダーシップを誇るキャプテンのSH三輪悠真(4年)に加え、セブンズ日本代表の経験を持つ191センチ、102キロの大型FB川崎清純副将(4年)もひとまわり成長を遂げ、大きな存在感を発揮している点は秋に向けての好材料だ。LO小濱康嵩副将(4年)、SO芳崎風太(4年)らとともにリーダー陣が先頭に立ち、精力的なプレーでチームに活力を与えている。
登録メンバーの顔ぶれを見ていくと、東海大学は先発15人中10人、関東学院大学は12人が4年生という布陣になった。ゲームの焦点となりそうなのは、ボール争奪局面でのフィジカルバトル。LOララトゥブア、FLオフィナ・アフ、NO8トビオとインパクトある選手が並ぶ東海大学のFWに対し、本来LOの小濱(185センチ)をFLに下げ、山崎海(4年/187センチ)、矢野裕二郎(2年/192センチ)のLO陣と合わせてサイズ面でスケールアップした関東学院大学のFWがどこまで対抗できるかが、試合展開を左右しそうだ。
BKでは東海大学のSH柴田凌光(4年)とSO武藤、関東学院大学のSH 三輪とSO芳崎という両HB団のゲームメイクに注目したい。また東海大学はCTB近藤翔耶、関東学院大学はSH服部莞太と、昨冬の花園を沸かせた期待のルーキーがメンバー入りを果たした。独特のプレッシャーがかかるシーズン初戦でどんなパフォーマンスを見せるのか、こちらも興味がふくらむ。
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