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肩を組み士気を高める選手たち
9月12日、筑波大学はラグビー関東大学対抗戦の初戦を迎える。相手は今春の招待試合で明治大学を破り、夏合宿でも昨季日本一の天理大学を破るなど、好調の帝京大学だ。4年ぶりの大学選手権優勝に向け、勢いある攻めを見せてくるだろう。
そんな帝京大に6年ぶりの勝ち星をあげたいのが筑波大だ。筑波大は2015年の対抗戦で、帝京大の対学生連勝記録を50で止める劇的勝利を挙げて以来、1度も勝てておらず、昨年の対抗戦は17-54の大敗に終わっている。
今季の帝京大はPR(プロップ)/HO(フッカー)細木康太郎主将(4年・桐蔭学園)を中心とした実力者に加え、FL(フランカー)青木恵斗(1年・桐蔭学園)やSO(スタンドオフ)小村真也(1年・ハミルトンボーイズ高)など、期待のルーキーも揃っている。
だが、筑波大も引けを取らない顔ぶれだ。特にBK(バックス)陣は、積極的なランを見せるFB(フルバック)松永貫汰主将(4年・大阪大附)をはじめ、春季大会の大東文化大学戦で2トライを決めたWTB(ウイング)植村陽彦(3年・茗渓学園)。
そして、春はケガで出遅れていた新人、WTBの大畑亮太(1年・東海大仰星)がいる。彼らが攻守交替の局面で一気に仕掛け、トライまでつながる展開が見られれば勝機はあるだろう。
また、帝京大戦では春にCTB(センター)で活躍を見せた浅見亮太郎(1年・流通経済大柏)が、SO(スタンドオフ)に抜擢される予定だ。嶋崎達也監督は「チームの戦術に対する理解度が高く、1年生ながらよくやってくれている」と期待を寄せる。
ここまでチームの司令塔として貢献してきたSO/CTBの松島聡(3年・大分舞鶴)やSO堀日向太(1年・中部大春日丘)がコンディション不良で欠場見込みなのは痛いが、ルーキーらしい伸び伸びしたプレーを期待したい。
しかし、BKのアタック局面を作るためには、まず帝京大の勢いを何としてでも止めなくてはならない。帝京大のプレッシャーに圧倒され、自分たちのアタックができなかった昨季の対抗戦での苦い思いは記憶に新しい。
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