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モールを押し込む帝京大学
6月6日(日)、帝京大学の最終戦である法政大学戦が、帝京大学百草グラウンドで行われた。結果は45-5で帝京大が勝利。帝京大は3戦全勝という好成績でラグビー関東大学春季大会を終えた。
試合は開始19分まで、敵陣深くまで攻め込むが惜しくも阻止される、両者一歩も譲らない展開でのスタートとなった。スコアが動いたのは前半20分、帝京大が敵陣ゴール前のラインアウトから連続攻撃を仕掛け、右に展開。SO(スタンドオフ)高本幹也(3年=大阪桐蔭)がディフェンスの隙をついて先制トライを決めた。
そして前半36分、敵陣ゴール前ラインアウトからモールを押し込みHO(フッカー)江良颯(2年=大阪桐蔭)がトライ。一方、法政大の反撃は前半40分、ハーフウェー付近のラインアウトから左展開で一気に抜け出し、走り切ってそのままトライ。12-5と帝京大がリードするものの、前半は大接戦の展開で終了した。
後半開始6分、帝京大は敵陣ラインアウトから左右に連続攻撃。ゴールライン前までパスを繋ぎ、タテを突いた江良が2トライ目をあげた。ここから帝京大の猛アタックが始まった。
後半19分、敵陣ゴール前での法政スクラムを帝京大が積極的にアタックし、こぼれ球を高本幹也が押さえた。さらに後半24分、ハーフウェー付近での連続攻撃から左展開し、パスを受けたWTB(ウィング)高本とむ(2年=東福岡)がステップで敵ディフェンスを惑わしながら左隅に走り込んでトライ。
後半34分、パスを受けた高本とむが、またもディフェンスの隙をついて一気に前進し、そのままトライを決め、さらに点差を広げていく。そして後半40分、法政大のショートパントをキャッチした副将のCTB(センター)押川敦治(4年=京都成章)が走り切ってトライ。
その後も帝京大は連続攻撃を仕掛けるが、敵陣ゴール手前で法政大が3度反則をし、帝京大は3度ともスクラムを選択。3度目のスクラムもしっかりと押し込み、そのままトライに見えたが、レフェリーの判定はグラウンディングの際のノックオン。45-5でノーサイドとなった。
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