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ラグビー コラム 2021年1月9日

19年W杯にも参加した若手ホープ。トップリーグ2021担当レフリー特集「川原佑レフリー」

ラグビーレポート by 多羅 正崇
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念願の花園第1グラウンド。「レフリーをやっていなければ一生見ることのない景色」

――レフリー歴は11年目になりますが、思い出深い試合を挙げるとすると?

高校時代にケガをして花園(全国高校ラグビー大会)に立つことができず、悔しい思いがありました。その花園のピッチに立つことは目標にしていました。

大学4年生だった’14年、初めて花園の第3グラウンドでレフリーを担当して、それから4年連続で吹かせて頂きましたが、’16年度、初めて花園の第1グラウンド(東大阪市花園ラグビー場)に立ちました。

1月1日の報徳学園×石見智翠館(○24-19●)でした。観客席はほぼ満員で、それまで経験のない人数でした。あれはレフリーをやっていなければ一生見ることのなかった景色でした。すごく思い出深いです。

――いまレフリーを志している人、迷っている人にメッセージを送るとすると?

ラグビーのレフリーは選手たちと一緒に走り、一緒にゲームを一緒に作っていく役割を担っていると思っています。普段はできない経験、見ることができなかった景色を見ることもできます。

向上心をもってレフリーを続ければ、世界に出るチャンスもたくさんあると思います。僕自身もレフリーとして20か国以上に行かせてもらい、レフリーをやっていなければ行けなかった国、出会えなかった人がたくさんいます。ぜひチャレンジしてほしいですね。

レフリーも一致団結で挑むトップリーグ。「世界レベル」へのチャレンジ

――「トップリーグ2021」の開幕が目前に迫ってきました。

日本ラグビーのレベル、プレイヤーのクオリティは上がっています。海外のトッププレイヤーたちもたくさん日本にやってきました。トップリーグはいまや世界レベルといっても過言ではありません。

その中でレフリーとして良いパフォーマンスをするために、しっかりと準備をしなければいけません。また一方で、’23年のW杯フランス大会へ向けて、日本代表のセレクションも始まっているのかなと思います。

――世界標準になったトップリーグは、レフリーにとっても真剣勝負ですね。

実はここ数年間、レフリーもそれぞれがバラバラに活動するのではなく、今まで以上に一体感や一貫性をもってチームとして活動していこう、ということに取り組んでいます。

泊まりで研修会をしたり、オンラインで毎週ZOOMミーティングをしたり、それぞれが全国各地で仕事をしながらレフリーをするなかで、それぞれがお互いの試合をチェックして、毎日のようにフィードバックをしています。

レフリーだけでなくアシスタントレフリー、TMO(テレビジョン・マッチ・オフィシャル/ビデオ判定) という役割もありますが、一番良いアウト・カム(結果、成果)を出すためにチームとして同じ目線、熱量を持って取り組んでいます。私たちレフリーが良いパフォーマンスを出し、皆さんが興奮するようなゲームの成立に、少しでも力になれたらと思っています。

文:多羅正崇

多羅正崇

多羅 正崇

スポーツジャーナリスト。法政二高-法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻卒。「Number」「ジェイ・スポーツ」「ラグビーマガジン」等に記事を寄稿.。スポーツにおけるハラスメントゼロを目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」で理事を務める。

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