【ハイライト動画あり】慶應義塾大学、昨季のリベンジを果たし日本体育大学に圧勝。ラグビー関東大学対抗戦

37分には、注目のルーキー、FB山田響（総1・報徳学園）が華麗なステップで相手ディフェンスをかわしチャンスを作ると、パスを受けた途中出場のWTB宮本恭右（環4・慶應）がサイドを駆けあがりトライ。ベンチを含めた全員ラグビーを展開した慶大が74-0で勝利を収め、貴重な1勝を挙げた。

慶大は前回の筑波大学戦に引き続き、今回もセットプレーが光った。スクラムでは相手のコラプシングを多々誘い、ラインアウトからは何度もトライシーンを演出した。

スクラムで日体大を圧倒した

また、対抗戦開幕前に相部開哉主将（政4・慶應）が「チームの特徴で要」だと語ったディフェンスでその本領を発揮した。左右に大きく展開することが特徴の日体大のラグビーにしっかりと対応。激しいタックルで日体大の前進を阻み、終始自陣のゴールラインへ寄せ付けなかった。

次戦は18日（日）、今季から5年ぶりに対抗戦Aグループの舞台に戻ってきた立教大と対戦する。立教大はこれまでに対抗戦優勝候補の明治大学、早稲田大学の2校と対戦。

それぞれ15-73、7-46と大きく得点差をつけられたものの、SO岡本力哉のキックやWTB青木天真とFB小林将也の走りでチャンスを演出する場面も多く見られた。勢いのある一筋縄ではいかない相手だが、次戦もタイガー軍団の躍動に期待したい。

文：堀内大生／写真：相良葉子（慶應スポーツ新聞会）