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後半も優勢のレッズは同26分、PG加点でリードを14点(21-7)に。
さらに身長175センチのフィジアン、25歳でノンキャップのフィリポ・ダウングヌが活躍。
前半から堅実な守備でも貢献していたWTBダウングヌは、切れ味鋭いステップで抜け出してチャンスメイク。
勢いに乗ったレッズは後半36分、相手がハイパント処理で落球。
21歳 テイト・マクダーモット
ここで先発スクラムハーフながら後半途中からウイングに入ったノンキャップの21歳、テイト・マクダーモットが捕球し、独走態勢から決定的なトライ。
成長著しいノンキャップ組の活躍もあり、若手主体のレッズが26-7で今季5勝目を挙げた。
指揮官のブラッド・ソーンHC(ヘッドコーチ)は試合後、9月12日(土)に決勝進出をかけて激突する3位レベルズとのプレーオフ初戦に目を向けていた。
「今日は良い点もあり改善点もあるが、それらはすべて来週の(プレーオフ初戦)のためにある」
「来週の80分から先は空白だ。来週が我々にとってのグランドファイナル。なぜならそこで仕事を成し遂げなければ、その先には行けないのだから」
一方、2週間後(9月19日)のプレーオフ決勝で待ち構える1位ブランビーズ。
完敗といってもよい敗戦について、ダン・マッケラーHCは「私たちは“オンではなかった”とは思わない」と地元メディアに語った。
「私たちがあまりに多くのミスを犯したに過ぎない。許したターンオーバーが23回もあった。これは多すぎる」
「(攻撃では)私たちはスペースを多く生み出したが、十分に活かせなかった。相手も上手に守っていた」
両者が再戦するとしたら、9月19日のスーパーラグビーAU決勝になる。
果たして好ゲームを展開したレッズは、レベルズとのプレーオフ初戦を勝ち抜けるか。
スーパーラグビーAUはついにプレーオフに突入する。一体どんな結末が待ち受けているのだろうか。
【ハイライト】スーパーラグビー2020 オーストラリア 第10節
レッズ vs. ブランビーズ
多羅 正崇
スポーツジャーナリスト。法政二高-法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻卒。「Number」「ジェイ・スポーツ」「ラグビーマガジン」等に記事を寄稿.。スポーツにおけるハラスメントゼロを目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」で理事を務める。
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