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スーパーラグビー2020 アオテアロア
第4節 ハイランダーズ vs. クルセイダーズ ハイライト
開幕から3連勝を達成したクルセイダーズのスコット・ロバートソンHCは、「全部うまくいったよね?終盤にはいくつかの重要な局面があったが、私たちがラインブレークを止めたり、オフロードをシャットダウンしたり、そういうことの多くを私たちは早めに作ったが、彼らはそうじゃなかった。
ハイランダーズはフィジカルだし、パスも多く使ってくるし、9番のバリエーションも多く、本来はもっと幅のあるプレーをするはずなのに、今日は違った」と満足した様子で語った。
キャプテンを務めたHOコーディー・テーラーは「ハーフタイムのメッセージは、後半の試合を変えるために非常に重要だった。前半は少しやり過ぎて規律が崩れてしまった。でも私たちがもう少しきちんと遂行していけば、チャンスは訪れるだろうと思っていた。後半の選手たちの活躍には満足している」と笑顔を見せた。
一方、2連敗で1勝2敗と黒星先行となってしまったハイランダーズのアーロン・メイジャーHCは、「76分まで6点差で、でもいくつかの局面が違いを生んでしまった。後半、チョナ(・ナレキ)がボールを離さなかったことでトライを台無しにしてしまった。
27-26にできたのに、クルセイダーズにプレッシャーをかけられなかったので別のゲームになってしまった。いいプレーを長い時間できてチャンスもあったのに、最後で結果が変わってしまった。がっかりだ」と悔しさを隠さなかった。
ゲームキャプテンを務めたSHスミスも「ボールを保持し、プレッシャーをかけ、得点するクルセイダーズの能力が、最終的に私たちを上回った。前半は相手に大きなプレッシャーをかけられた。チャンスをものにしたが、後半はなかなか決められなかった」と肩を落とした。
3連勝で勝ち点14とし、同じく開幕3連勝のブルーズ(今週はBYEのため休み)を勝ち点で2つ上回り首位に立ったクルセイダーズ。次節は7月11日(土)に、ホームで、そのブルーズを迎える。
一方、1勝2敗で勝ち点5のハイランダーズは、7月12日(日)にアウェイでハリケーンズと対戦する。
次週の第5節は3連勝中のクルセイダーズとブルーズの激突という大一番を迎えると同時に、ブルーズに加入した元オールブラックスのレジェンド、SOダン・カーターが古巣との対決に出場するかどうかも世界のラグビーシーンの耳目を集めそうだ。
文:斉藤健仁
斉藤 健仁
スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント
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