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ラグビー コラム 2020年5月19日

大阪体育大学の新ヘッドコーチに 早大OBでNEC、三菱重工相模原で活躍した安藤栄次氏が就任

元トップリーガーの今 by 村上 晃一
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──ヘッドコーチ(HC)を引き受けたいきさつを教えていただけますか。

「僕は久門TDとは同じ年齢なのですが、NECから三菱重工相模原に移籍した年に僕がプレーヤーで久門が通訳という関係でした。一年間をともに過ごし、その後も連絡を取り合う仲です。大体大が昨シーズンのAリーグとの入替戦に敗れ、体制を見直すということで私の名前があがった。打診を受け、しっかり考えた末、新たな道にチャレンジする良い機会だと思ってお受けすることにしました」

──安藤さんはずっと関東に住んでいますが、大阪に行くことに抵抗はなかったのですか。

「初めての関西なのですが抵抗はなかったです。少しドキドキしていますけれど(笑)。妻子を東京に残しての単身赴任になります」

──大体大のラグビー部については、どんなイメージを持っていましたか。

「僕が大学一年生の大学選手権2回戦(2001年12月23日)の印象が強いです。当時、清宮監督はセットプレーに力を入れていて、特にスクラムで相手を圧倒しようと自信を持って臨んだのが思うようにいかなかった。セットとフィジカルの強さは衝撃的でした」

──大体大に菊谷崇、久住辰也(ともに後に日本代表入り)がいた頃ですね。

「そうです。19歳の僕には衝撃的で(胸に)突き刺さりました」

──トップリーグとは指導法も変わると思います。

「より細かく丁寧に教えたいと思っています。安全にプレーしてもらいたいので、そういったスキルも教えた上で、トップリーグ、日本代表につなげていきたいです。日本ラグビーにとって重要な世代の選手たちを指導できるのはやり甲斐があります」

──ご自身も早稲田大学でプレーされていて、大学ラグビー独特の難しさというのはありますか。

「それぞれの大学に文化があります。早稲田では先輩から教えていただいて、普段の練習、生活の中で学んでいきました。大阪体育大学の築いてきたものを学び、OBのコーチの方々とも話をしながら、良いものは継承していきたい。大学はそれぞれのカルチャーをもとに、どうチーム作りをするかが大事だと思っています」

──熊谷工業高校、早稲田大学、NECグリーンロケッツと各カテゴリーの強いチームでプレーされていましたが、その中で学んだのはどんなことですか。

「高校時代は塚田朗監督の指導を受けたのですが、ラグビーも大事だけれど、その前に人としての礼儀など学びました。大学では清宮監督の下で理にかなったラグビーを学び、ラグビーの奥深さを知りました。NECは当時日本代表選手を多数抱えていたのですが、トップレベルでさえ、大事なのは基本スキルであり、それを80分間、いかに精度高く出せるかが勝利につながるのだと強く感じました。レベルが上がるにつれ、よりシンプルになっていきました」

──HCは初めてということですが、やってみたいという気持ちは強かったのですか。

「一度は経験してみたかったですね。三菱重工で5年間、BK(バックス)を中心にコーチし、グレッグ・クーパーHCの下ではアシスタントコーチを務めました。スーパーラグビーの考え方や、いま最先端で行われていること、考え方の情報を得ることができました。その中で、日本人、学生に何がベストなのということを考え、自分なりに新しいものを作ることができたら良いと思います」

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