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ラグビー コラム 2020年3月16日

ラグビーロスを吹き飛ばせ! 白熱の好勝負、スター選手の若き日の初々しいプレーなど 日本ラグビーの歴史を振り返り、名勝負を楽しもう!

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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日本国内のみならず、世界のラグビー界でも試合が中止、延期になり、ラグビーロスになっているファンは多いはず。そんな皆さんに向け、J SPORTSが過去の名勝負を特別編成で放送している。高校、大学、トップリーグとカテゴリーは幅広い。スーパーラグビー史に刻むサンウルブスの初勝利、ラストプレーまで勝敗の行方が見えなかった2015年度のトップリーグ順位決定トーナメント決勝(パナソニックワイルドナイツ対東芝ブレイブルーパス)など、2019年のラグビーワールドカップ(RWC)からファンになった皆さんにも、ぜひ見ていただきたい試合ばかりだ。

J SPORTS 番組情報

筆者のイチ押しは、2018年9月14日、秩父宮ラグビー場(東京・北青山)で行われた神戸製鋼コベルコスティーラーズ対サントリーサンゴリアスの一戦だ。このシーズンのトップリーグ第3節だったのだが、ダン・カーターのトップリーグデビュー戦として、記録と記憶に長く刻まれる試合となった。現在も神戸製鋼の大黒柱として活躍するダン・カーターは、世界最優秀選手に3度輝き、ニュージーランド代表オールブラックスで112キャップを獲得。RWC2015ではオールブラックスを史上初のRWC連覇に導いたスーパースターだ。

この試合の指定券は前売りで完売。金曜ナイターとあって仕事帰りのサラリーマンも含むラグビーファンが続々と駆け付けスタンドを埋めた。最終的な観客数は、17,576人。その大半はカーターを見に来ていたようだ。カーターの柔らかいパス、正確なキックパスが決まるたび、観客席からは感嘆のため息がもれた。愛称「DC」は、1トライ、2ゴール、4PGの21得点をあげ、マン・オブ・ザ・マッチに輝いた。敗れたサントリーの沢木敬介監督もDCを称賛。「素晴らしい教科書が日本に来た。選手全員の手本になるプレーを見せてくれる」という言葉を残している。

味方を生かすパス、そしてパスをしてからのサポートのコースも抜群に上手い。山下楽平のタッチライン際の快走と並走してパスを受けたトライは必見だ。完璧そうな男なのに「緊張しました」とゴールキックを外す。「新しいチームでは自分のプレーを一から証明しないといけません。チームメートの尊敬を得なくてはいけないので」。彼のラグビーへの真摯な態度が神戸製鋼の他選手に好影響を与えたのは言うまでもない。この試合では、前半23分、サントリーの控え選手だったマット・ギタウが早々に投入される。元オーストラリア代表SOは足を痛めていたはずなのに、カーターに対する意地もあってか気迫あふれるプレーでチームを引っ張った。超一流の選手がトップリーグで躍動する贅沢な戦い。ぜひとも、ご覧いただきたい。

高校ラグビーでは、現在、パナソニックで活躍するスター選手の印象深い試合がある。2013年1月1日、東大阪市の花園ラグビー場で開催された全国高校ラグビー大会3回戦、伏見工業(現・京都工学院)対深谷(埼玉)の対戦は、将来の日本ラグビーを背負って立つと期待されていたFB松田力也(伏見工業)、SO山沢拓也(深谷)が対戦した。高校1年生から天才といわれていた両者の高校ラストシーズンでもあり注目が集まる。前半は1トライずつで最後まで僅差勝負になるが、的確なキックでゲームをコントロールする山沢と、判断の良いパスとランで周囲を行かず松田の才能あふれるプレーは高校生離れしている。

もう一人、パナソニックのルーキー竹山晃暉の御所実業高校時代の試合もある。竹山は中学時代からそのランニング能力の高さで全国的に知られていた。2014年度の全国高校大会でも決定力を全開にし、3回戦で慶應義塾と対戦。試練の戦いとなる。この年の慶應は神奈川県予選で桐蔭学園を下しての出場。のちに慶應義塾大学医学部に進学し、ラグビー部でもキャプテンとなる古田京がCTBとして出場するなど才能あふれるチームだった。終盤の見ごたえある攻防から竹山歓喜の決勝トライ。高校ラグビーを語るとき、覚えておきたい試合だ。タイムスリップして、当時の熱狂に包まれてみてはどうだろう。

文:村上 晃一

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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