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第56回全国大学ラグビーフットボール選手権大会は師走の曇り空のもと、この日は準々決勝4試合が行われた。
秩父宮ラグビー場の第2試合にて大会連覇を目指す明治大学と、3回戦で朝日大学を撃破した関西学院大学が相見えた。試合は強固な守備で善戦した関学大を相手に、明大が苦戦するも4強進出を決めた。
5年ぶりの選手権出場を果たした関学大のキックオフで始まった前半は7分、明大が敵陣で速い展開からサイドで数的優位を作ると、WTB(ウィング)矢野湧大のトライで先制。
しかし、関学大は前半10分、敵陣深い位置でマイボールのスクラムからパスを繋ぎCTB(センター)山本悠大がトライを決めると、FB(フルバック)奥谷友規のキックも決まり、7-5と逆転に成功する。
その後は、関学大が低いタックルを軸とした粘り強い守備で明大の攻撃を凌ぐ時間帯が続く。
前半はスクラムでも優位に立った関学大は前半31分に敵陣でペナルティを得ると、奥谷がPG(ペナルティゴール)を狙うも、これはポスト左へ外れる。
これに対し、流れを引き戻したい明大は前半35分、敵陣深い位置からのラインアウトモールで押し込みHO(フッカー)武井日向のトライで逆転すると、SO(スタンドオフ)齋藤誉哉のキックも決まり、12-7として後半へ折り返す。
後半も前半同様、関学大の粘り強い守備を前に、明大が要所でハンドリングエラーを見せるなか、ロースコアのまま試合が展開する。
ようやく後半27分、それまで攻めあぐねていた明大はフェイズを重ねて敵陣へ攻め込むと、最後はサイドへ展開し、WTB山崎洋之のトライで加点すると、齋藤が角度のない難しいキックを決め、19-7とリードを広げる。
さらに明大は後半37分にそれまで押されていたスクラムから得たPGを齋藤が決めると、その後は関学大がラストプレーのトライで一矢報い、22-14でノーサイドとなった。
ラグビー全国大学選手権 準々決勝
【ハイライト動画】明治大学vs.関西学院大学
J SPORTS 編集部
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