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◆早稲田大学
・関東大学対抗戦:2位(6勝1敗)
・36大会連続53回目出場
対抗戦の「早明戦」には敗れたものの、帝京大学や慶應義塾大学といったライバルに勝利し、6勝1敗と対抗戦2位で36大会連続大学選手権に出場した臙脂のジャージーの早稲田大学。
3回戦はシードのため12月21日(土)、準々決勝の日本大学戦から登場する。今年度の早稲田大学の強みはやはり、タレントが揃ったBK(バックス)陣だ。
キャプテンで、2020年のサンウルブズスコッドにも選出されたSH(スクラムハーフ)齋藤直人、今年の対抗戦のトライ王にも輝いたSO(スタンドオフ)岸岡智樹(ともに4年)のハーフ団は、1年生からコンビを組んでおり息もピッタリだ。
CTB(センター)陣は突破力に長けた中野将伍(4年)、気の利いたプレーができる長田智希(2年)がいる。
バックスリーはWTB(ウィング)身長183cmの桑山淳生(4年)、スピードが武器のWTB(ウィング)古賀由教(3年)、そして力強さが増したFB(フルバック)河瀬諒介(2年)らがおり、決定力は高い。
やはり、優勝の鍵を握るのはFW(フォワード)だ。副将のFL(フランカー)幸重天、HO(フッカー)森島大智、LO(ロック)中山匠、三浦駿平、FL(フランカー)柴田徹といった4年生の底力に期待したい。
また、スクラムは3番から1番に転向した久保優(3年)、PR(プロップ)小林賢太(2年)の踏ん張りも欠かせない。
機動力に長けたNO8(ナンバーエイト)丸尾崇真(3年)、新人ながらメンバーに絡んでいる相良南海夫監督の息子、FL(フランカー)昌彦もいる。
早明戦でプレッシャーをかけられたセットプレーの精度を、大学選手権ではどこまで高めることができるかが焦点となろう。FW陣の活躍次第で、11シーズンぶりの大学王者の可能性は十分にある。
文/写真:斉藤健仁
斉藤 健仁
スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント
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