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ラグビー ニュース 2019年12月11日

日本大学、関東に続き全国でも旋風を巻き起こすか。ラグビー全国大学選手権 出場校紹介

ラグビーニュース by 斉藤 健仁
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◆日本大学
・関東大学リーグ戦:2位(5勝2敗)
・6大会ぶり18回目出場

今年度、もっとも大学ラグビー界を湧かせたのは昨年度、関東リーグ戦5位だった日本大学だろう。

開幕からワールドカップの中断期間前までの3連戦で、法政大学(34-12)、流通経済大学(34-28)、大東文化大学(40-3)と昨年度の上位校に3連勝を達成し、開幕ダッシュに成功した。

さすがに優勝した東海大学には15-46と力負けしたものの、2位となり6大会ぶりの大学選手権出場を決めた。3年前からOBの中野克己監督が就任し、かつての「ヘラクレス軍団」の復活を掲げて、まずFW(フォワード)の強化に着手した。

そんな日本大学の武器は週2回、朝5時から早朝練習で組み込んでいるスクラムだ。キャプテンPR(プロップ)坂本駿介(4年)、HO(フッカー)藤村琉士(3年)が引っ張る。

突破力のあるNO8(ナンバーエイト)シオネ・ハラシリ(2年)、ランに長けたCTB(センター)フレイザー・クワーク、WTB(ウィング)ナサニエル・トゥポウ(1年)、副キャプテンWTB杉本悠馬(4年)らもおり、トライを取り切る力もある。

今年は、ディフェンスの強化にも力を注いできたことで、5勝2敗という好成績に結びついたと言えよう。大学選手権で勝利するにはSH(スクラムハーフ)村上陽平(3年)、SO(スタンドオフ)吉田橋蔵(4年)のハーフ団の試合運びも重要になってくるだろう。

初戦となる3回戦で、同じくスクラムの強い京都産業大学と対戦する。総合力で上回り、準々決勝で早稲田大学に挑みたい。

文/写真:斉藤健仁

◆ラグビー全国大学選手権3回戦
・12月15日(日)午後1:53 日本大学 vs. 京都産業大学 J SPORTS 1

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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