ラグビー関東対抗戦、リーグ戦、関西の各大学リーグが終了し、最終順位が決定

写真：明治大学の副将WTB山村の突破

11月30（土）、12月1日（日）、東西の3つのリーグで最終戦が行われ、最終順位が決定した。

ラグビー関東大学対抗戦は、12月1日（日）、25年ぶりの全勝対決となった｢早明戦｣が行われた。

試合序盤こそ、早稲田大学がエリア取りで優位に進めたが、徐々に明治大学ペースとなり、キャプテンHO（フッカー）武井日向（4年）の2トライなどで終わってみれば明治大が36-7で快勝。

開幕7連勝で4年ぶり17度目の優勝を飾った。明治大の全勝かつ単独優勝は1998年以来21年ぶりとのこと。

帝京大学は9年ぶりに慶應義塾大学24-29で敗れた3位で、筑波大学が成蹊大学に勝利し、4位で大学選手権に出場する。

青山学院大学、成蹊大学は12月7日（土）に行われるA・Bの入替戦に出場し、それぞれ、明治学院大学（対抗戦B・2位）、立教大学（対抗戦B・1位）と対戦。勝利すると残留となる

【関東大学対抗戦】

○明治大学　36-7　早稲田大学●
○慶應義塾大学　29-24　帝京大学●
○日本体育大学　87-12　成蹊大学●
○筑波大学　59-21　青山学院大学●

◆最終順位
※4位までが大学選手権出場

1位　明治大学　7勝0敗　※優勝
2位　早稲田大　6勝0敗
3位　帝京大学　4勝3敗
3位　筑波大学　4勝3敗
*****
5位　日本体育　3勝4敗
5位　慶應義塾　3勝4敗
7位　青山学院　1勝6敗　※入替戦
8位　成蹊大学　0勝7敗　※入替戦

関東大学リーグ戦は30日に4試合が行われ、東海大学が大東文化大学に27-18で勝利。7戦全勝で2年連続9回目の優勝を飾った。日本大学は拓殖大学に敗れたものの2位、流通経済大学は法政大学に勝利し、3位で大学選手権に出場する。

12月8日（日）の1部と2部の入替戦には拓殖大学と中央大学が出場し、それぞれ関東学院大学（2部・2位）と立正大学（2部・1位）と対戦する。

リーグ戦ではベスト15が発表されており、全勝優勝した東海大学から8人が選出、2位に躍進した日本大学から2人が選ばれた。

【関東大学リーグ戦】

○拓殖大学　29-26　日本大学●
○東海大学　27-18　大東文化大学●
○流通経済大学　43-25　法政大学●
○専修大学　26-5　中央大学●

◆最終順位
※3位までが大学選手権出場

1位　東海大学　勝点28（7勝0敗）　※優勝
2位　日本大学　22（5勝2敗）
3位　流通経済　22（5勝2敗）
*****
4位　大東文化　16（3勝4敗）
5位　専修大学　16（3勝4敗）
6位　法政大学　13（2勝5敗）
7位　拓殖大学　13（2勝5敗）　※入替戦
8位　中央大学　10（1勝6敗）　※入替戦

◆リーグ戦ベスト15

1　坂本駿介（日本大学4年）
2　新井望友（東海大学4年）
3　中野　幹（東海大学4年）
4　タマ・カペネ（流通経済大学2）
5　中村匡汰（東海大学4年）
6　レキマ・ナサミラ（東海大学1年）
7　佐々木剛（大東文化大学4年）
8　シオネ・ハラシリ（日本大学2）
9　山菅一史（東海大学4年）
10 眞野泰地（東海大学4年）
11 横瀬慎太郎（流通経済大学4年）
12 根塚洸雅（法政大学3年）
13 ヴィリアメ・タカヤワ（流通経済大学3年）
14 林　隆広（東海大学2年）
15 酒井亮治（東海大学2年）

写真：関西リーグで4連覇を達成した天理大学

関西大学ラグビーAリーグでも11月30日に4試合が行われた。天理大学が京都産業大学を寄せ付けず7連勝で、4年連続11度目の優勝に花を添えた。

4年連続優勝は天理大学にとっては初めて。7試合すべてで50点以上の完勝でリーグを全勝で駆け抜けた。

同志社大学は後半、5トライを挙げて32-17で逆転勝利、関西学院大学は大阪体育大学に勝利し、4位で大学選手権出場を決めた。勝利すれば、他の会場の結果次第で、大学選手権の可能性もあった近畿大学は摂南大学に敗れた。

7位の摂南大学、8位の大阪体育大学の2チームがA・Bの入替戦に回り、12月8日（日）に龍谷大学（B・2位）、関西大学（B・1位）とそれぞれ対戦する。

【関西大学リーグ】

○同志社大学　 32-17　立命館大学●
○天理大学　50-12　京都産業大学●
○関西学院大学　42-14　大阪体育大学●
○摂南大学　47-41　近畿大学●

◆最終順位
※4位までが大学選手権出場

1位　天理大学　7勝0敗　※優勝
2位　同志社大　5勝2敗
3位　関西学院　4勝3敗
4位　京都産業　4勝3敗
*****
5位　近畿大学　3勝4敗
6位　立命館大　2勝5敗
7位　摂南大学　2勝5敗　※入替戦
8位　大阪体育　1勝6敗　※入替戦

文／写真：斉藤健仁