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ラグビー コラム 2019年11月22日

優勝争い、大学選手権出場争いも佳境。11月23・24日大学ラグビーのみどころ

ラグビーニュース by 斉藤 健仁
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写真:早稲田は早慶戦で全勝を守れるか

優勝争い、大学選手権出場争いもいよいよ佳境に入ってきた大学ラグビー。今週末の11月23日(土・祝)24日(月)の週末には、関東大学対抗戦は伝統の早慶戦を含めた4試合、関東大学リーグ戦は2試合、関西大学Aリーグ2試合の計8試合が行われる。

◆関西は大学選手権出場を巡る直接対決

まず、先週、天理大学が開幕6連勝を達成し、初の4連覇を達成した関西大学Aリーグは、滋賀・布引運動公園陸上競技場で2試合が行われる。

1勝4敗の大阪体育大学に、まだ勝利のない0勝5敗の摂南大学がチャレンジする。ディフェンスが整備されてきた大体大は相手の留学生をしっかり止めて、得意のモールでトライを重ねたい。

一方の摂南大は今シーズン初白星を目指し、アグレッシブに攻撃をしかけたいところだ。

もう1試合は3勝2敗の関西学院大学と、2勝3敗の近畿大学の対戦である。今季、京都産業大学、立命館大学を下している関西学院大は、FW(フォワード)でも、BK(バックス)でもトライが取れる攻撃力が強みだ。

スクラムが強い近大は、FWを軸に相手を崩していきたい。また、この2校は大学選手権出場のチャンスがあり、勝利した方が大きく出場に近づくことは間違いない。

◆11月24日(日)
・午後0:00 摂南大学 vs. 大阪体育大学 布引
・午後2:00 近畿大学 vs. 関西学院大学 布引

◆関東対抗戦は全勝の2校、早稲田は早慶戦、明治は帝京と対戦

まだ優勝の決まっていない関東大学対抗戦は、11月23日(土・祝)に東京・秩父宮ラグビー場で、開幕から5戦全勝中の早稲田大学と、2勝3敗と大学選手権出場へ後がなくなった慶應義塾大学の「早慶戦」が行われる。

昨年まで、早稲田大が引き分けを挟んで7連勝中で、通算成績も早稲田大が68勝20敗2分でリードしている。

早稲田大は4年生ハーフ団キャプテンSH(スクラムハーフ)齋藤直人、SO(スタンドオフ)岸岡智樹の2人がチームを引っ張る。この試合で6連勝を達成し、対抗戦2位以上を決めたい。

また、何としても勝たないといけない慶應義塾大はキャプテンCTB(センター)栗原由太(4年)が控えにまわり、CTBイサコ ・エノサ(1年)、CTB三木亮弥(3年)がCTBコンビを組む。

24日(日)は、秩父宮ラグビー場で5連勝中の明治大学と、4勝1敗の帝京大学が激突する。明治大学も勝利すれば早稲田大学と同じく、対抗戦2位以上が決まる。先週、早稲田大に接戦で敗れた帝京大は、対抗戦9連覇の可能性を残すためにも勝利したいところだ。

同じく24日(日)には群馬・敷島公園サッカー・ラグビー場でも2試合が行われる。1試合目は、ともに白星のない5敗同士の青山学院大学と成蹊大学が対戦し、今年、初勝利を目指す。。

もう1試合は、現在、2勝3敗同士の筑波大学vs.日本体育大学の対戦で、勝った方が大きく大学選手権出場に近づく大一番である。

接点で強みを見せる筑波大はNO8(ナンバーエイト)土谷深浩(4年)らがFWを引っ張り、BKにもWTB(ウィング)仁熊秀斗(3年)ら能力の高い選手が揃う。

日体大もディフェンスで粘りを見せて、決定力の高いNO8ハラトア・ヴァイレア(2年)、キャプテン石田大河(4年)らでトライを重ねたい。

◆11月23日(土・祝)
・午後02:00 早稲田大学 vs. 慶應義塾大学 秩父宮

◆11月24日(日)
・午前11:30 成蹊大学 vs. 青山学院大学 前橋敷島
・午後02:00 明治大学 vs. 帝京大学 秩父宮
・午後02:00 日本体育大学 vs. 筑波大学 前橋敷島

写真:日本大学が大学選手権に王手

◆関東リーグ戦、日大が6季ぶりの大学選手権出場を決めるか?

最後に事実上、東海大学の優勝が決まった関東大学リーグ戦も東京・江戸川陸上競技場で2試合行われる。

1試合目は1勝4敗の拓殖大と、今年、まだ0勝5敗の中央大学が戦う。大東文化大学に勝利したが、なかなか2勝目を挙げられない拓殖大学はキャプテンPR(プロップ)河田和大(4年)や、留学生を中心にFWでペースをつかみたい。一方の中央大はFWが踏ん張って、得意の展開ラグビーで勝機を見いだしたい。

もう1試合は引き分け以上で、ほぼ大学選手権出場が決まる日本大学と、勝てばかろうじて大学選手権出場の可能性が残る専修大学の対戦だ。

日大はキャプテンPR坂本駿介(4年)を中心としたセットプレーが強固で、先週の試合でWTB高野謙人(2年)がハットトリックを達成するなど、BKの調子も上がってきた。しっかり勝って大学選手権出場を決めたい。

一方の専修大学としてはPR石田楽人、LO(ロック)山極大貴(ともに4年)らが踏ん張り、相手のスクラム、モールの圧力を回避して、1年生SH友池瞭汰らを中心展開力で上回りたいところだ。

23日(土・祝)、24日(日)ともに関東も関西も天候はあまり良くないと予想されている。ボールが滑る中、FW戦やディフェンスが勝負の鍵を握りそうだ。

◆11月24日(日)
・午前11:30 中央大学 vs. 拓殖大学 江戸川陸上
・午後02:00 専修大学 vs. 日本大学 江戸川陸上

文/写真:斉藤健仁

ラグビー関東大学リーグ戦2019

【ハイライト】流通経済大学 vs. 東海大学

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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