慶應が日体大に敗れる波乱。11月3・4日関東＆関西の大学ラグビー結果

11月3日（日）4日（月）、ラグビーワールドカップで中断していた東西の大学ラグビーが再開した。

また、3日には、大学選手権の東北・北海道代表決定戦が行われ、八戸学院大学が、31-20で北海道大学を下して、24日（日）から始まる大学選手権に出場する。

3日に再開したのは関東大学リーグ戦。開幕からともに3連勝の王者の東海大学と、昨季5位だった日本大学が激突した。

東海大は相手が得意のスクラムでも互角以上の出来を見せて、得意のモールや展開力で8トライを挙げて開幕4連勝となった。

また、ルーキーのFL（フランカー）レキマ・ナミサラはハットトリックを達成し、MOM（マン・オブ・ザマッチ）に輝いた。

同日に行われた他の3試合は流通経済大学、法政大学、大東文化大学がそれぞれ勝利。4連勝の東海大が首位に立ち、3勝1敗で流通経済大と日大が並んでいる。

◆11月3日　関東大学リーグ戦　結果
○流通経済　57-33　専修大学●
○東海大学　50- 7　日本大学●
○法政大学　28-24　拓殖大学●
○大東文化　36-17　中央大学●

◆関東大学リーグ戦　順位
1位　東海大学　勝ち点16（4勝0敗）
2位　日本大学　13（3勝1敗）
3位　流通経済　13（3勝1敗）
4位　法政大学　10（2勝2敗）
5位　大東文化　10（2勝2敗）
6位　拓殖大学　7（1勝3敗）
7位　専修大学　7（1勝3敗）
8位　中央大学　4（0勝4敗）

関東対抗戦は4日（月）に再開し、開幕3連勝だった早稲田大学、明治大学、帝京大学の3校がそれぞれ勝利し、4勝0敗で首位に立った。

早稲田大は18トライの猛攻で120-0と成蹊大学に大勝し、明治大は1年生SO（スタンドオフ）齊籐誉哉が10番をつけて、対抗戦デビューを果たし62-12で快勝した。

帝京大は筑波大学にリードを許す厳しい展開となったが、ロスタイムにWTB（ウィング）木村朋也がトライ。SO北村将大がゴールを決めて、24-22と逆転勝利を収めた。

また、日本体育大学は前半こそ慶應義塾大学に0-17とリードを許したが、本来はバックスリーであるNO（ナンバーエイト）8ハラトハ・ヴァイレアのトライや、PG（ペナルティゴール）で点差を縮め、最後はWTB沢村舜が逆転トライを挙げて、2008年以来となる慶應義塾大戦の勝利となった。

◆関東大学対抗戦　結果
○早稲田大　120-0　成蹊大学●
○帝京大学　24-22　筑波大学●
○明治大学　63-12　青山学院●
○日本体育　30-27　慶応義塾●

◆関東大学対抗戦　順位
1位　早稲田大　4勝0敗
1位　明治大学　4勝0敗
1位　帝京大学　4勝0敗
4位　慶應義塾　2勝2敗
5位　筑波大学　1勝3敗
5位　日本体育　1勝3敗
7位　青山学院　0勝4敗
7位　成蹊大学　0勝4敗

4日には関西大学リーグも再開し、天理大学と同志社大学が4勝目、全勝を守った。また、大阪体育大学が立命館大学を破り、今シーズン初勝利を飾った。

11月に入り、大学ラグビーは来週以降も強豪同士の対戦を控えており、優勝や大学選手権出場を巡って熱い戦いが繰り広げられる。

◆関西大学リーグ　結果
○大阪体育　31-22　立命館大●
○京都産業　33-26　摂南大学●
○同志社大　24-21　関西学院●
○天理大学　68-13　近畿大学●

◆関西大学リーグ　順位
1位　天理大学　4勝0敗
2位　同志社大　4勝0敗
3位　京都産業　3勝1敗
4位　関西学院　2勝2敗
5位　立命館大　1勝3敗
6位　近畿大学　1勝3敗
7位　大阪体育　1勝3敗
8位　摂南大学　0勝4敗

文／写真：斉藤健仁