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列島各地で大いなる盛り上がりを見せたラグビーワールドカップ、遂に大会ラストマッチとなる決勝戦が、横浜でキックオフの時を迎えた。
3大会前のファイナルのリターンマッチであり、強固なフィジカルを強みとするチーム同士の対戦となったイングランドvs.南アフリカ。
この大一番は、隙のない試合運びを見せた南アフリカが、32-12と20点差をつけ、3度目のワールドカップ制覇を成し遂げた。
オールブラックスに快勝した準決勝と同じスタメンで臨んだイングランドに対し、プール戦で負けたチームとして、史上初の大会制覇を目指す南アフリカのキックオフで始まった前半。
開始直後の2分に南アフリカが、やや距離のあるPG(ペナルティゴール)のチャンスを迎える。
だが、これはSO(スタンドオフ)ハンドレ・ポラードがポスト左に外す。しかし、その後も南アフリカは押し気味に試合を進め、10分にポラードのPGで先制に成功する。
一方、前半序盤は固さの目立ったイングランドだったが、時間経過と共に次第に調子を上げ始め、23分にCTB(センター)オーウェン・ファレルがPGを決め、試合を振り出しに戻す。
とは言え、イングランドはその後もスクラムなどのセットピースで劣勢に立たされ、26分にはポラードにPGを決められ、再び先行を許す。
3点を追うイングランドは、その後フェーズを重ねて敵陣へ攻め入ると、35分にファレルのPGで同点に追いつくも、南アフリカは39分にポラードのPGで加点。
さらに前半ラストプレーのスクラムで押し勝って得たPGも決め、12-6として後半へ折り返す。
後半序盤は両チームともにスクラムから得たPGを決め合う展開となり、ノートライのまま試合は推移する。この後も、ポラードとファレルがPG を決め合い、南アフリカの18-12で残り20分を迎える。
この試合、初めてのトライは後半26分。南アフリカはタッチライン際でキックパスを繋ぐと、最後はWTB(ウィング)マカゾレ・マピンピがトライ。ポラードのコンバージョンも決まり、25-12と点差を広げる。
さらに南アフリカは、34分に敵陣でのターンオーバーからWTBチェスリン・コルビが、試合の行方を決定付けるトライを奪う。
結局、南アフリカはイングランドにトライを許すことなく、32-12でノーサイドとなり、横浜の夜空にスプリングボクスの歓喜の雄叫びが響いた。
【ハイライト】ラグビーワールドカップ 決勝 イングランドvs.南アフリカ
(c) Rugby World Cup Limited 2019
J SPORTS 編集部
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