オールブラックス、11トライの猛攻でナミビアに勝利。ラグビーワールドカップ2019 ニュージーランド vs. ナミビア

ラグビーワールドカップは各プールの趨勢がはっきりと輪郭を帯び始めるなか、この日は史上初の大会3連覇を狙うプールBのニュージーランドとナミビアが東京スタジアムで対戦。

前節からメンバーを大きく入れ替えた中3日のニュージーランドが厳しい日程を物ともせず、結果的には11トライを奪うワンサイドゲームで3連勝を飾った。

試合直前に晴れ間が顔をのぞかせるなか、ナミビアのキックオフで始まった前半は、ナミビアが難しい角度からのPG（ペナルティゴール）を、SH（スクラムハーフ）ダミアン・スティーヴンスが決めて先制に成功する。

対するオールブラックスは、5分にSO（スタンドオフ）ジョーディ・バレットの絶妙なキックパスを受け取ったWTB（ウィング）セヴ・リースのトライで5-3と逆転。

その後、ニュージーランドは20分にCTB（センター）アントン・レイナート ブラウンのトライで10-3とリードを広げるも、ナミビアは25分と29分にPGを決め、1点差まで追い上げる。

しかし、ニュージーランドはその後、2トライを奪って加点し、前半のうちにボーナスポイントを確定させ、24-9としてハーフタイムを迎えた。

オールブラックスは後半開始早々の1分にPR（プロップ）ジョー・ムーディーがトライを決めてリードを広げると、6分にはジョーディ・バレットのビッグゲインからパスを繋いで、最後はレイナート ブラウンがトライを決めてリードを広げる。

勢いに乗るニュージーランドは11分、15分、27分、35分、そして38分とトライを重ね、後半は相手に得点を許すことなく、71-9で勝どきを上げた。