HO堀江翔太に代わり坂手淳史。ラグビー日本代表、サモア戦のメンバー発表　ラグビーワールドカップ2019

写真：メンバーを発表するジェイミー・ジョセフHC

10月3日（木）、ラグビー日本代表は、2日後の5日（土）にワールドカップの予選プール3戦目となるサモア戦を控えて、出場予定メンバー23名を発表した。 日本代表は19-12で勝利したアイルランド代表戦から、FW（フォワード）のメンバーを3名変更したが、BK（バックス）陣は変更しなかった。

前の試合でプレイヤー・オブ・ザ・マッチに輝いたHO（フッカー）堀江翔太が控えに回り、坂手淳史がワールドカップ初先発。

前の試合で負傷したNO8（ナンバーエイト）アマナキ・レレィ・マフィ、LO（ロック）トンプソン ルークはメンバー外となった。

替わりにLOヴィンピー・ファンデルヴァルトと、FL（フランカー）リーチ マイケルが先発し、姫野和樹はFLからNO8に回った。

写真：ゲームキャプテンはラピース

日本代表を率いるジェイミー・ジョセフHC（ヘッドコーチ）は「後半、ベンチで強く、いい選手が揃っていること、経験者が試合を締めることが大事。バランスを取った」と話した。

また、リーチが先発にするにも関わらず、サモア代表戦も「ラピース」、ピーター・ラブスカフニがキャプテンを務める理由を「ラピースが非常にフィールド内でいい働きをしてくれています、チームをよく引っ張ってくれている」。

写真：2試合ぶりの先発となるリーチ

「リーチの負担を軽減し、彼がラグビーに専念できることは、我々が決勝トーナメントにいくためには大事です」と説明した。

リーチも「ラピースがゲームキャプテンで、僕はチームキャプテン。2人で今週の準備をすごくうまくできている。2人合わせてチームを引っ張っていく」と話した。

ワールドカップで初先発となったHO坂手は、「夢に見ていた舞台に出られる。自分としてはとてもワクワクしている。今まで通り準備してきたプレーをしっかり出したいし、自分の強みをどんどん出したい」と前を向いた。

また、サモアの重いスクラムに関しては「僕たちが引いてしまうとダメだと思います。いつもよりバインドして8人が固まって、しっかりとしたスクラムを組めれば」と意気込みを語った。

アイルランド代表に勝利して勢いに乗るラグビー日本代表。フィジカル勝負を仕掛けてくるサモア代表に、スクラム、接点で互角以上に勝負できるか。

もし、FWが対等に戦うことができれば、BKの速い展開で勝負し、4トライ以上のボーナスポイントも得て勝つことができるはずだ。

【日本代表先発予定メンバー】

※（　）内は所属とキャップ数）

1　稲垣啓太（パナソニック、31）
2 坂手淳史（パナソニック、18）
3　具　智元（Honda、10）
4　ヴィンピー・ファンデルヴァルト（NTTドコモ、14）
5　ジェームス・ムーア（宗像サニックス、5）
6　リーチ マイケル（東芝、65）
7　ピーター・ラブスカフニ（クボタ、5）◎ゲームキャプテン
8　姫野和樹（トヨタ自動車、14）
9　流大（サントリー、21）
10 田村優（キヤノン、60）
11 レメキ ロマノ ラヴァ（ホンダ、13）
12 中村亮土（サントリー、21）　
13 ラファエレ ティモシー（神戸製鋼、20）
14 松島幸太朗（サントリー、36）
15 山中亮平（神戸製鋼、15）

◆控え

16 堀江翔太（パナソニック、63）
17 中島 イシレリ（神戸製鋼、5）
18 ヴァル アサエリ愛（パナソニック、11）
19 ヘル ウヴェ（ヤマハ発動機、14）
20 ツイ ヘンドリック（サントリー、45）
21 田中史朗（キヤノン、72）
22 松田力也（パナソニック、21）
23 福岡堅樹（パナソニック、35）