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写真:筑波大に2012年度以来の黒星を喫した
対抗戦第2戦目の筑波大戦。慶應義塾大学は、前半から積極的なアタックを見せるも肝心なところで取りきれず、後半に3トライを奪われるなどして逆転負けを喫した。
FW(フォワード)戦で優位に立つ慶大は、試合開始から立て続けにチャンスを作るも、筑波大学の粘り強いディフェンスに阻まれ、決定打を打つことができない重苦しい展開が続いた。
それでも前半22分、敵陣内ラインアウトからラックを形成すると、ボールを受けた副将のFL(フランカー)川合秀和(総4・國學院久我山)がスペースを突破しトライ。
チームにとっては我慢の末の先取点となった。青山学院大学戦からSO(スタンドオフ)で出場を続ける中楠一期(総1・國學院久我山)のキックも決まり、7-0と勝ち越して前半を折り返した。
後半開始と同時に、筑波大の壁を慶大BK(バックス)陣がこじあける。センターライン付近で主将・CTB(センター)栗原由太(環4・桐蔭学園)がボールを持つと、ディフェンスを引きずりながら大きくゲイン。
これにFB(フルバック)小谷田尚紀(経3・慶應志木)が続き、一気にインゴールへと迫る。前半と同様、粘りをみせる筑波大守備陣に対し、慶大FW陣はさらに低いアタックを敢行。
これが実り、LO(ロック)今野勇久(総1・桐蔭学園)の対抗戦初トライで追加点を挙げた。ゴールも決まり、14-0とした。
2トライを決め、慶大が優勢のように思われた。しかし、後半8分から筑波大の反撃が始まる。ペナルティから相手のクイックスタートに反応しきれず大きくゲインを許すと、インゴール前のラックでもペナルティを犯し、相手にアドバンテージ。
筑波大の逆サイドへの長いキックパスを相手WTB(ウィング)がそのままキャッチしトライ。キックも決まり、14-7。
ここから筑波大の武器であるBK陣にボールを運ばれるようになり、慶大は守りの時間が増えていく。
前半、圧倒的優位に立っていたスクラムでも、わずかながら押される場面が見られた。慶大も負けじと筑波大陣内に攻め込むが、肝心の場面でミスが出て、流れに乗れなかった。
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