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ラグビー ニュース 2019年8月27日

南アフリカ代表「スプリングボクス」、代表スコッド31名を発表。ラグビーワールドカップ

ラグビーニュース by 斉藤 健仁
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写真:活躍が期待されるHOマークス。W杯後はNTTコムでプレー

8月26日(月)、優勝2回を誇る「スプリングボクス」こと、南アフリカ代表が、ラグビーワールドカップ日本大会に向けたスコッド31名を発表した。

南アフリカ代表チームは週末に来日し、9月6日に日本代表(熊谷ラグビー場)での対戦に備える。

ワールドカップでも初の黒人キャプテンとなった、FL(フランカー)シヤ・コリシが引き続きスキッパーを務めることになった。

PR(プロップ)テンダイ・ムタワリラ、FL/No.8(ナンバーエイト)フランソワ・ロウ、SO(スタンドオフ)フランソワ・ステイン、にとっては、3度目の大会となり、12名の選手が2度目のワールドカップとなる。

初出場となる残りの選手のうち、14名が前回の2015年大会以後に初キャップを獲得した選手。

そのうち、今夏の「ザ・ラグビーチャンピオンシップ」で大活躍した、SH(スクラムハーフ)ハーシェル・ヤンチースを筆頭に、WTB(ウイング)チェスリン・コルビ、WTBスブ・ンコシ、WTBマカゾール・マピンピ、FLクワッガ・スミス。

そして、LO(ロック)のRGスナイマン6人はラシー・エラスムスHC(ヘッドコーチ)が就任してから、この2シーズンでテストマッチデビューを果たした選手だ。

また、31名中11人が過去に日本のトップリーグでプレーした選手であり、ワールドカップで注目のHO(フッカー)マルコム・マークスは大会終了後、NTTコミュニケーションズでプレーする。

南アフリカを率いるエラスムス監督は「このメンバーに非常に満足している。私たちは昨シーズンからこのスコッドを成長させてきていて、この31人は素晴らしい経験者と有望な若手のバランスが本当によくとれている」とコメント。

そして、「チームの厚みを増すことを目標にスタートしたが、この31人の誰もがラグビーワールドカップに参加し、素晴らしいパフォーマンスを発揮できると確信している」と選手層に自信を見せた。

また、「今シーズンは幸運にも、ほとんどのゴールを達成することができた。チーム全員に良い試合時間を与えることができただけでなく、チームローテーションとの組み合わせを開発することができ、ワールドカップに向けて勢いを失わずに済んだ」と手応え。

「しかし、今までの成果やパフォーマンスは、日本に行ってみるまでまだ何の意味もなさない。これまでの成果をさらに発展させ、高い目標を達成するために、これからトレーニングや様々なプランを遂行していく」。

最後に「ラグビーワールドカップはわずかな差で勝敗が決まる。ここでは足が触れるか、審判がそこでコールするかです。私たちはここ数ヶ月で力を合わせ、そういうことに対応できるチームができ上がった。みんな試合が待ち遠しい」と話した。

チームは今週30日(金)に日本へ向けて出発し、大会前の最後のウォームアップ・マッチとして9月6日(金)に埼玉・熊谷ラグビー場で、日本代表と対戦して本番に備える。

◆ワールドカップ プールBスケジュール
9月21日(土)vs.ニュージーランド代表(神奈川・横浜国際総合競技場)
9月28日(土)vs.ナミビア代表(愛知・豊田スタジアム)
10月4日(金)vs.イタリア代表(静岡・小笠山総合運動公園エコパスタジアム)
10月8日(火)vs.カナダ代表(兵庫・神戸市御崎公園球技場)

南アフリカ代表ワールドカップメンバー

( )内は所属、キャップ数、→:来季加入クラブ
◎:トップリーグ経験者または予定者、☆:過去のワールドカップ出場回数

【FW:17名】

◆PR(プロップ)
スティーブン・キッツホフ/Steven Kitshoff(ストーマーズ、39)
ヴィンセント・コッホ/Vincent Koch(サラセンズ/イングランド、15)
フランス・マルハーバ/Frans Malherbe(ストーマーズ、31)☆
テンダイ・ムタワリラ/Tendai Mtawarira(シャークス、110)☆☆
トレヴァー・ニャカネ/Trevor Nyakane(ブルズ、40)☆

◆HO(フッカー)
スカルク・ブリッツ/Schalk Brits(ブルズ、13)☆
マルコム・マークス/Malcolm Marx(ライオンズ→NTTコミュニケーションズ、26)◎
ボンギ・ムボナンビ/Bongi Mbonambi(ストーマーズ、29)

◆LO(ロック)
ルート・デ=ヤハー/Lood de Jager(ブルズ、40)☆
エベン・エツベス/Eben Etzebeth(ストーマーズ、78)◎☆
フランコ・モスタート/Franco Mostert(グロスター/イングランド、31)◎
RG・スナイマン/RG Snyman(ブルズ、15)◎

◆FL(フランカー)/NO8(ナンバーエイト)
ピーター=シュテフ・デュトイ/Pieter-Steph du Toit(ストーマーズ、49)☆
シヤ・コリシ/Siya Kolisi(ストーマーズ、42)☆
フランソワ・ロウ/Francois Louw(バース/イングランド、68)☆☆
クワッガ・スミス/Kwagga Smith(ライオンズ、4)◎
デュエイン・フェルミューレン/Duane Vermeulen(ブルズ、48)◎☆

【BK:14名】

◆SH(スクラムハーフ)
ファフ・デクラーク/Faf de Klerk(セール・シャークス/イングランド、24)
ハーシェル・ヤンチース/Herschel Jantjies(ストーマーズ、3)
コーバス・レイナッハ/Cobus Reinach(ノーサンプトン/イングランド、12)

◆SO(スタンドオフ)
エルトン・ヤンチース/Elton Jantjies(ライオンズ、35)◎
ハンドレ・ポラード/Handre Pollard(ブルズ、41)◎☆

◆CTB(センター)
ルカニョ・アム/Lukhanyo Am(シャークス、8)
ダミアン・デアレンディ/Damian de Allende(ストーマーズ→パナソニック、39)◎☆
ジェシー・クリエル/Jesse Kriel(ブルズ→キヤノン、44)◎☆

◆UB(ユーティリティバックス)
フランソワ・ステイン/Frans Steyn(モンペリエ/フランス、60)◎☆☆

◆WTB(ウィング)
チェスリン・コルビ/Cheslin Kolbe(トゥルーズ/フランス、9)
マカゾール・マピンピ/Makazole Mapimpi(シャークス、7)
スブ・ンコシ/Sbu Nkosi(シャークス、8)

◆FB(フルバック)
ウォーリック・ゲラント/Warrick Gelant(ブルズ、7)
ウィリー・ルルー/Willie le Roux(ワスプス・イングランド→トヨタ自動車、55)◎☆

文:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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