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ラグビー ニュース 2019年7月20日

アルゼンチン「ロス・プーマス」注目選手紹介。ザ・ラグビーチャンピオンシップ

ラグビーニュース by 斉藤 健仁
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アガスティン・クレービ

7月20日(土)開幕に開幕する「ザ・ラグビーチャンピオンシップ」。ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカ、アルゼンチンの南半球ビッグ4が戦うワールドカップの前哨戦。ここではアルゼンチン代表「ロス・プーマス」の注目選手3人を紹介しよう。

アガスティン・クレービ:機動力と接点に強さを持つアルゼンチンの主将

生年月日:1985年3月15日
身長/体重:181cm/110kg
ポジション:HO(フッカー)
代表キャップ数:81

2005年からアルゼンチン代表として活躍し、現在はキャプテンとしてもチームを引っ張るHO。

スクラム、ラインアウトの中核でありながら、ハンドリングスキルに優れ、オフロードが得意なことから、フランスのモンペリエ在籍時は「ソニー ビル・クレービ」と呼ばれほど。

2009年にHOに転向した。ビアリッツ、クレルモン、モンペリエ、ウォーススターと主にフランスでプレーしていたが、ビアリッツ在籍時に肩を故障。

当時のアルゼンチン代表監督サンティアゴ・フェランに勧められ、契約を解除してアルゼンチンに戻り、2016年からジャガーズに入団した。

2005年4月23日の日本戦で初キャップを獲得し、2011年と2015年のワールドカップに出場した。

現在でもアルゼンチン代表ではキャプテンを務めており、ジャガーズでも2016年から2年間、キャプテンを任された。34歳となったベテランとして、3度目のワールドカップで初のファイナルを目指す。

◆「クレービー」という名前はアイルランドにルーツを持つという。好きな食べ物はフライドポテトとイタリア料理。憧れの選手はアルゼンチン代表とジャガーズのチームメイトで、昨年引退したSO(スタンドオフ)ファン・マルチン・エルナンデス。

パブロ・マテーラ:アルゼンチンを代表する新たなリーダー

生年月日:1993年7月18日
身長/体重:193cm/110kg
ポジション:FL(フランカー)
代表キャップ数:56

昨年からジャガーズの新キャプテンに任命されたのが、FLマテーラ。ボールキャリアや接点で常に身体を張ったプレーでチームに貢献。

昨年はジャガーズを初のプレーオフ(ベスト8)進出へと導き、自らもスーパーラグビー全体の「ベスト15」に選出された。

さらに、今年はジャガーズの快進撃をプレーでも精神的にも支えて、チームを初の準優勝に導き、決勝では敗れたもののMOM(マン・オブ・ザ・マッチ)にも選出された。

2013年に20歳でアルゼンチン代表初キャップを獲得すると、そのシーズンはイングランドのレスター・タイガースに移籍。

また、アルゼンチン代表としても2015年のワールドカップに出場を果たし、2016年からアルゼンチンに戻り、ジャガーズに加入した。

それまでキャプテン経験はなかったものの、昨年ジャガーズのスキッパーに任命されて、出色のプレーを続けている。まだ、27歳になったばかりだが、代表キャップは50を越える。

ジャガーズだけでなく、アルゼンチン代表を引っ張るひとりだ。ワールドカップではまずは「死の組」プールCを超えて、決勝トーナメントに進出したい。

◆ラグビーを本格的に始めたのは16歳の時だったが、すぐに頭角を現し、アルゼンチン代表に入り、イングランドからのオファーを受けたという逸材である。尊敬する選手はニュージーランド代表キャプテンNO8(ナンバーエイト)キアラン・リードだ。

ニコラス・サンチェス:2015年ワールドカップ得点王でアルゼンチンの司令塔

生年月日:1988年10月26日
身長/体重:177cm/83kg
ポジション:SO(スタンドオフ)
代表キャップ数:72

身長177cmと決して大きくないが、スキルフルな選手であり、精確なプレースキックでチームの得点源として活躍する司令塔だ。

2015年ワールドカップはアルゼンチン代表の10番としてチームをベスト4に導くだけでなく、97得点を挙げて得点王となった。アルゼンチン代表としては1999年のゴンサロ・ケサダ以来のワールドカップ得点王だった。

アルゼンチン協会のエリートプログラムで育ち、2010年5月21日のウルグアイ戦で初キャップを獲得。

2011年のワールドカップでは1試合に出場。その後は代表でSOの定位置を確保し、2014年のザ・ラグビーチャンピオンシップでは54点で得点王となり、2015年ワールドカップでの活躍につなげた。

ボルドー、トゥーロンとフランスのトップ14で4シーズンプレーした後、2016年母国のジャガーズでスーパーラグビーに初挑戦。2シーズンで25試合に出場、230点を挙げた。

2018年から再びフランスに戻り、スタッド・フランセに加入。2018-19シーズンはカップ戦を含めて16試合に出場し、133得点を挙げている。

アルゼンチン協会がセレクションポリシーを変更したため、2019年ワールドカップには出場可能だ。ジャガーズでも活躍したSOホアキン・ディアス・ボニージャもいるが、ビッグマッチではサンチェスの経験がものをいうはずだ。

◆昨年の9月にCTB(センター)フェリペ・コンテポーミの持つ651点を抜いて、現在、アルゼンチン代表としてテストマッチ最多得点記録保持者(6月末時点で692点)である。2015年に結婚した夫人との間に昨年2月に男の子が誕生。大の犬好きで大型犬を数頭飼っている。

文:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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