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ラグビー ニュース 2019年7月20日

ニュージーランド「オールブラックス」注目選手紹介。ザ・ラグビーチャンピオンシップ

ラグビーニュース by 斉藤 健仁
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左からボーデン・バレット、リーコ・イオアネ、サム・ホワイトロック

7月20日(土)開幕に開幕する「ザ・ラグビーチャンピオンシップ」。ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカ、アルゼンチンの南半球ビッグ4が戦うワールドカップの前哨戦。ここではニュージーランド代表「オールブラックス」の注目選手3人を紹介しよう。

ボーデン・バレット:2年連続世界最優秀選手。W杯3連覇の鍵を握る

生年月日:1991年5月27日
身長/体重:187cm/92kg
ポジション:SO(スタンドオフ)
代表キャップ数:73

2016年、2017年の2年連続ワールドラグビー最優秀選手賞に輝いた攻撃的SOだ。オールブラックスの3連覇の鍵を握る選手のひとりと言えよう。

キックを交えたゲームコントロールだけでなく、隙があればランでディフェンスラインを切り裂く。

2015年ワールドカップ後、ダン・カーターが去った後、オールブラックスの10番を背負い、また、ハリケーンズでは司令塔として2016年は223点を挙げてスーパーラグビーに得点王に輝き、チームを初優勝にもたらした。

2010年にタラナキでITM杯(現Mitre10杯)デビュー。2011年からハリケーンズでプレーし、2012年にはオールブラックス初キャップを獲得。

2015年のワールドカップもWTB(ウィング)やFB(フルバック)として6試合に出場し、優勝に貢献した。

来年からニュージーランドのブルーズでプレーすることが決まった。その前に2019年ワールドカップ、SOとして3連覇という大仕事をやってのけるか。

◆5人の兄弟と3人の姉妹の大家族で、長兄は元ブルーズ、ボーデンの1つ下のLO(ロック)スコット(クルセイダーズ)、万能BK(バックス)のジョーディー(ハリケーンズ)もオールブラックス経験者。

テニスのロジャー・フェデラーが憧れで、尊敬する選手は元オールブラックスのCTB(センター)コンラッド・スミスだ。最近、交際していた会計士の女性と結婚。趣味は釣り。ワインが好き。

リーコ・イオアネ:

生年月日:1997年3月18日
身長/体重:189cm/103kg
ポジション:WTB(ウィング)
代表キャップ数:24 ワールドカップでも活躍間違いなし。オールブラックスの若きエースWTB

2016年11月にオールブラックス史上8番目の若さとなる19歳239日でデビューを飾った若きWTBであり、今年もブルーズでスーパーラグビー14試合に出場し、9トライを挙げたトライゲッターである。

17歳の若さでセブンズのニュージーランド代表に選ばれ、ワールドシリーズもウェリントン大会で2トライを挙げた。

その勢いのまま、NO8(ナンバーエイト)としてプレーする兄のアキラとともに、2016年のブルーズでデビューを飾ると、瞬く間にスターダムにのし上がり、2016年のリオデジャネイロ五輪にも出場。

2017年はジュリアン・サヴェアに代わり、オールブラックスとしてほとんどの試合に先発出場し、10トライを挙げ、ワールドラグビーのMVP候補にも選出、新人賞に輝いた。

昨年もスーパーラグビーだけでなく、オールブラックスで活躍。フランス代表戦では12分間でハットトリックを達成。

昨年のザ・ラグビーチャンピオンシップでは5トライを挙げてトライ王に輝き、2年連続でワールドラグビーMVPにノミネートされた。

昨年までオールブラックスとして、24試合で22トライと驚異の決定力を見せている。ワールドカップでも活躍間違いなしのエースWTBだ。

◆サモア代表でも活躍した父エディーは元リコーの選手で、会社の名とお世話になった方の娘(リエコ)の両方にちなんで「リーコ」と名付けたという(兄のアキラも同様の理由)。

母サンドラもブラックファーンズの選手だった。趣味はスニーカー集め。ラグビー選手にならなかったら歌手になりたかったという。実家で暮らし、フレンチブルドッグのエコーという愛犬がいる。

サム・ホワイトロック:クルセイダーズを3連覇に導いた長身LO

生年月日:1988年10月6日
身長/体重:202cm/116kg
ポジション:LO(ロック)
代表キャップ数:108

長身を生かした空中戦はもちろんのこと、激しいディフェンス、そして突破力もあり得点も取れる万能LOだ。

オールブラックスのLOとしては最多のキャップを持つベテラン。2017年からクルセイダーズのキャプテンに就任し、今年3連覇に導いた。

若い頃からその才能を開花させ、2008年のジュニアワールドカップでは5トライを挙げるなど優勝に貢献。

2010年にクルセイダーズでデビューすると、オールブラックスに選出され、2011のワールドカップでは日本戦で初出場すると、そこから定位置を確保。2015年のワールドカップは全試合にフル出場して、優勝に貢献した。

その後もクルセイダーズ、オールブラックスのほとんどの試合に出場し、2017年秋の欧州遠征では負傷離脱したNO8(ナンバーエイト)キアラン・リードに代わり、初めてキャプテンを務めた。

2017年はスーパーラグビーの年間最優秀選手賞とニュージーランドの年間最優秀選手の2冠に輝いた。

今年はワールドカップ前の休養のため、スーパーラグビーの前半戦は欠場したが、しっかり戻ってきてクルセイダーズの3連覇に貢献した。オールブラックスのワールドカップ3連覇にも欠かせない存在のひとりである。

◆幼少期はバスケットボールもしていたが、ラグビーを選択。祖父もオールブラックスで、4兄弟の兄のアダム、日本のパナソニックでもプレーしたジョージ、弟のルークもオールブラックスのキャップを持つというラグビー一家である。2020年からパナソニックでプレーする予定だ。

文:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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