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7月17日(水)、ラグビー日本代表はワールドカップ前哨戦として、7月27日から8月10日にかけてフィジー代表、トンガ代表、アメリカ代表と対戦するパシフィック・ネーションズカップ(PNC)に向けた31名を発表した。
今回の31名はあくまでのPNCのスコッドだが、当然、ジェイミー・ジョセフHC(ヘッドコーチ)は報道陣に対応し、まず、「すべてのポジション悩みました。なぜなら優秀な選手が揃っているからです」。
「フロントローはケガ人が出たので、新しい選手を試してみたいという気持ちがあります。あくまでも次のフィジー代表戦はファーストステップです」と説明した。
また、選手選考に関して問われると「若手とベテランが混ざった非常にバランスのとれたスコッドになったということです。今は非常にいいブレンドができていると思います。非常にバランスの取れたチームで、現状ベストのメンバーを選べた」と胸を張った。
写真:練習生から昇格したPR三浦
左PR中島イシレリ(神戸製鋼)、右PR具智元(Honda)の2人がケガしていたこともあり、左PR三浦昌悟、右PR木津悠輔(ともにトヨタ自動車)の2年目の若き2人がメンバー入りを果たした。
2人の選出に関してはジョセフHCは「(若いPR2人を選んだのは)単純に見てみたいからです。トレーニングでは、経験値も浅いし、非常に物静かですが、チャンスを与えないとワールドカップで通用するかわかりません」。
写真:急成長中のPR木津
「右PR山下裕史は経験豊かでワールドカップも出場したことがあり、成熟した選手でセットプレーも強いですが、不確定な2人を試してみて、ワールドカップでもやれるのか見てみたい」。
「今回こういった機会が巡ってきたので、持っているポテンシャルを発揮して、ものにして、コーチ陣たちにこのレベルでも通用することをしっかりと証明しないといけない。
ケガ人と組み合わせを考えると、リーチ(マイケル)とラピース(ピーター・ラブスカフニ)が100%でないと考えるとバックローを厚くしないといけない。現状を置かれている立場を判断して、今回の組み合わせになっています」と説明した。
当然、今回の31名は8月末に発表されるワールドカップスコッドに近づいたというわけだが、ジョセフHCは「一貫性を持ったいいパフォーマンスをしてくれたら、そこからあえて変えるのは難しいですよね」。
「どのコーチに聞いても同じ答えだと思います」と話した。つまりPNCでいいプレーをした選手は、おのずとワールドカップメンバー入りが近づくというわけだ。
日本代表31名は、7月21日(日)に岩手・盛岡で再集合し、まず27日(土)に釜石鵜住居復興スタジアムで、昨秋はフランス代表に、そして先週はマオリ・オールブラックスに勝利した強豪フィジー代表に挑む。
文/写真:斉藤健仁
PNC 日本代表スコッド31名
※数字はキャップ数
【FW18名】
◆PR(プロップ)
稲垣啓太(パナソニック、25)
三浦昌悟(トヨタ自動車、5)
ヴァル アサエリ愛(パナソニック、5)
木津悠輔(トヨタ自動車、0)
◆HO(フッカー)
堀江翔太(パナソニック、58)
坂手淳史(パナソニック、13)
堀越 康介(サントリー、2)
◆LO(ロック)
トンプソン ルーク(近鉄、64)
ヴィンピー・ファンデルヴァルト(NTTドコモ、9)
ヘル ウヴェ(ヤマハ発動機、11)
ジェームス・ムーア(宗像サニックス、0)
◆FL(フランカー)
ツイ ヘンドリック(サントリー、43)
徳永祥尭(東芝、10)
布巻峻介(パナソニック、7)
リーチ マイケル(東芝、59)※キャプテン
ピーター・ラブスカフニ(クボタ、0)
◆NO8(ナンバーエイト)
FL/No.8姫野樹(トヨタ自動車、9)
アマナキ・レレィ・マフィ(NTTコミュニケーションズ、22)
【BK13名】
◆SH(スクラムハーフ)
田中史朗(キヤノン、69)
流大(サントリー、15)
茂野海人(トヨタ自動車、7)
◆SO(スタンドオフ)
田村優(キヤノン、54)
SO/CTB松田力也(パナソニック、16)
◆CTB(センター)
ウィリアム・トゥポウ(コカ・コーラ、6)
中村亮土(サントリー、16)
ラファエレ ティモシー(神戸製鋼、14)
◆WTB(ウィング)
福岡堅樹(パナソニック、30)
アタアタ・モエアキオラ(神戸製鋼、3 )
レメキ ロマノ ラヴァ(Honda、8)
◆FB(フルバック)
FB/WTB松島幸太朗(サントリー、30)
山中亮平(神戸製鋼、12)
斉藤 健仁
スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント
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