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ラグビー コラム 2019年7月7日

神戸製鋼が開幕3連勝、FB井関信介が得意のランで躍動。トップリーグカップ第3節結果

ラグビーニュース by 斉藤 健仁
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7月6日(金)7日(土)、全国各地でトップリーグカップの第3節の11試合が行われた。

プールAではサントリーサンゴリアスとパナソニック ワイルドナイツが、プールBでは東芝ブレイブルーパスが、プールCではキヤノンイーグルスとクボタスピアーズが、プールDでは神戸製鋼とトップリーグ勢6チームが開幕3連勝。各プール1枠しかない準決勝進出の座を争っている。

5日(金)、東京・秩父宮ラグビー場で昨年度王者の神戸製鋼に、昨年度トップ8だったリコーがチャレンジした。

互いにフィジカルに長けたチームだけに、前半からセットプレー、接点でバトルを繰り返す。そんな中、神戸製鋼の真紅のジャージーの15番をつけた2年目のFB(フルバック)井関信介が得意のランでファンを魅了した。

井関と言えば天理大学のエースとして活躍し、昨年度、神戸製鋼に入った。ただ、日本代表FB山中亮平や外国人選手がおり、優勝を争っていたチームの中で、なかなか試合に出場することができなかった。

昨年度はリーグ戦では3試合の出場に終わり、もちろん総合順位決定トーナメントのピッチには立てなかった。

そんな悔しい思いを井関は、トップリーグカップにぶつけて、開幕から3戦連続15番を背負い、80分間出場して気を吐いている。「次の選手はたくさんいます。毎週、絶対試合に出ないといけないという、気が抜けない気持ちでいます」(井関)。

リコー戦では「ボールをもらってボールキャリーを増やす」という目標を立てて試合に臨んだ。それが、相手キックからのカウンターやBK(バックス)ラインでの積極的なランに活きた。

「ボールを持って、一歩でも前に出るという気持ちでゲインできましたし、冷静に状況判断もできた」と破顔した。

また、ゴール前ではラインアウトモール以外はトライを与えない、神戸製鋼の粘りのディフェンスも勝因の一つとなった。井関は「後半、しんどい時間もありましたが、簡単にトライを許さないディフェンスを見せられた」と胸を張った。

試合後、お客さんから「君がMOM(マン・オブ・ザ・マッチ)やぞ」と声を掛けられたという。実際のMOMは神戸製鋼のキャプテン、SH(スクラムハーフ)アンドリュー・エリスだったが、それだけファンの印象に残ったプレーをしたというわけだ。

トップリーグカップのプール戦は4節、5節と佳境に入っていく。今後も進化を見せている2年目FB井関のカウンターアタックの積極果敢なランに注目してほしい。

文/写真:斉藤健仁

【トップリーグカップ 第3節結果】

◆プールA
●清水建設 12-76 日野○
○サントリー 55-7 栗田工業●
○パナソニック 40-7 ホンダ●

◆プールB
●NTTドコモ 12-36 ヤマハ発動機○
○NTTコミュニケーションズ 67-14 九州電力●
○東芝(3勝) 42-5 サニックス●

◆プールC
●三菱重工相模原 7-12 クボタ○
○釜石 不戦勝 トヨタ自動車●
○キヤノン 33-17 コカ・コーラ●

◆プールD
●マツダ 24-26 豊田自動織機○
●NEC 19-56 近鉄○
●リコー 13-19 神戸製鋼○

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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