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ラグビー コラム 2019年6月28日

ラグビーを愛するトップビジネスマンに聞く~楽天野球団 立花 陽三社長~

ラグビーのすゝめ by 多羅 正崇
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立花陽三

W杯日本大会を契機に「ラグビーが毎週ニュースになるようなカルチャーに」

──大学卒業後はソロモン・ブラザーズ証券に入社。ゴールドマン・サックス証券時代には、コーチとして慶大に関わっておられます。

「'00、'01年の2年間コーチをしました。高田(晋作)が主将をしていた'00年('99年度)は優勝しました。栗原(徹/現慶大HC)もその時の選手です」

──なぜ証券マンとして働きながら慶大に関わろうと?

「私は大学でラグビーをやめましたが、同い年の選手(元木、吉田、増保ら)は日本代表になり、ワールドカップで活躍していました。伊藤剛臣(元日本代表)も同い年なんですよ。みんな凄いんです。私も仕事である程度結果が出るようになって余裕が生まれたので、慶應ラグビーのために少しでも貢献できたらと思って、上田さん(昭夫・元慶大監督/故人)にお願いをしました。慶大へ行く前、イギリスに1か月間コーチの勉強にも行ったんです。可愛がってもらっていた宿沢さん(広朗・元日本代表監督/故人)のご紹介でした」

──慶大でのコーチ経験を通して学んだことは?

「選手への声の掛け方ですね。たとえば高校卒業してドラフトで楽天に入ってきて、1、2年目はいいんですけど、3年目くらいになるとフレッシュさを忘れがち。彼らのモチベーションを維持するのは大変なんですが、そういう選手がどうやったらもう1歩頑張れるのか。非常に参考になりました。」

──どうコミュニケーションを取るかで変わってきますね。

「日本のコーチは評論家になりがち。『あの選手はダメだ』というのは評論家なんですよ。コーチというのは、選手とコミュニケーションを取って、ゴール設定をして、そこへ導く人のことです。毎年楽天のコーチには『ぜひ評論家になるのではなく、選手の良いところを伸ばしてほしい』『選手と向き合って、あなたの目標は何ですかと尋ね、じゃあその目標を達成していきましょう、とやってください』とお願いをしています」

──いよいよ9月20日にラグビーワールドカップ日本大会が開幕しますが、どんな期待をしていますか?

「大会が始まったら『本当に凄いことなんだ』とビックリされる方が増えると思います。ヨーロッパでの人気、知名度は凄いですからね。今回をきっかけにラグビーが毎週ニュースになるようなカルチャーになってほしいと思います」

──過去のラグビーワールドカップで最も印象的だったシーンは?

「一番覚えているのは'87年の第1回大会。実家で観ていたと思いますが、スタンドオフの(グラント・)フォックスが大会を通して126得点を記録して、ジョン・カーワンが90mくらいを独走してトライを取りました。もう、その衝撃は凄かったですよね。『こんな選手がいて、こんなことができちゃうんだ!』という。今でも鮮明に憶えているので、やっぱり日本大会でも子供たち、そして中学生、高校生に観てほしいですよね」

──ジェイミー・ジョセフHC率いる日本代表をどうご覧になっていますか?

「やはり前回大会で南アフリカに勝ったことが自信になっていると思います。それを引き継いで良い戦い方をしていますし、地の利もあります。リーグ戦突破の可能性は高いのかなと思っています」

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