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ラグビー コラム 2019年6月28日

ラグビーを愛するトップビジネスマンに聞く~楽天野球団 立花 陽三社長~

ラグビーのすゝめ by 多羅 正崇
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立花陽三

「トイメンが元木と吉田」高校代表合宿で味わった“大挫折”。

──2012年から野球の楽天野球団、'18年からはサッカーの楽天ヴィッセル神戸の代表取締役も務める立花社長ですが、ラグビーと出会ったのはいつですか?

「小学校2年生からラグビーを始めてから、小学校、中学校、高校と成蹊(東京)でラグビーをしていました。父親も小学校から大学まで成蹊でラグビーをしていて、コーチもしていました。その父親に『楽苦美(ラグビー)』という当て字を教えてもらったことを憶えていますが、高校までは『苦』はなくて、とにかく楽しくて仕方なかったですね。ポジションは基本的にずっとスタンドオフです。高校代表の候補合宿の時だけセンターをやりました。そこに元木(由記雄)や吉田(明)がいて、衝撃を受けましたね」

──元木由記雄さん、吉田明さん、増保輝則さんとは同学年。神戸製鋼のV7メンバーで、日本代表のスター選手だった3人と出会ったのは?

「高校代表の合宿で大阪工大高に行ったのですが、ビックリしたなんてもんじゃなかったですよ。まず初日に体力測定をするんですけど、持久走や腹筋などの値が他と比べて著しく低い(笑)。成蹊でやっていた“楽しいラグビー”とはレベルが違いすぎて、ウチの先生が『ちゃんと育ててください』と怒られたくらいです(笑)。またそこで東西メンバーで試合をするんですけど、センターのトイメンが元木と吉田ですよ。こっちが僕と増保。オール東京に選ばれた時に『関東にもすごい奴はいるな』と思いましたけど、もう最悪でした。強くて、痛かった。『もう無理だな』と思うくらいの実力差で、“大挫折”でしたね」

──そして成蹊高校から慶應大学蹴球部(ラグビー部)へ進みました。

「入って初日で辞めようと思いました(一同笑い)。あまりにも練習が長いんですもん。普通の練習は3時間で終わるのですが、そのあとの『ジュニア練(習)』とかが長くて厳しい」

──それでも4年間続けることができた理由は?

「周囲の期待ですね。当時はNHKで慶早戦や慶明戦の放送があり、国立競技場も一杯になっていました。12月はスポーツ紙の一面がラグビーですよ。でも本当に毎日『辞めよう』と思っていましたよ。社会人になって25年くらいになりますが、あれほど辛かった4年間はないです。ただ精神的には鍛えられた4年間で、今となっては感謝しています」

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