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ラグビー ニュース 2019年6月18日

7月27日、釜石で日本と対戦するフィジー代表候補メンバー発表。パシフィック・ネーションズカップ

ラグビーニュース by 斉藤 健仁
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写真:2015年日本戦でのフィジー代表

6月15日、世界ランク9位のフィジー代表はラグビーワールドカップ前に行われる、マオリ・オールブラックスとの2連戦と、PNC(パシフィック・ネーションズカップ)に備えて、強力なフィジー代表候補42名を発表した。

日本代表リーチ マイケルの親戚であるSH(スクラムハーフ)ニコラ・マタワルや、クボタのWTBパトリック・オズボーンをはじめ、LOレオネ・ナカラワ、バックローのセミ・クナタニ、ヴィリアメ・マタ、WTB(ウィング)ジョシュア・ツイソヴァといったリオ五輪の金メダリストである海外組も多く入った。

ジョン・マッキーHC(ヘッドコーチ)は、「すべての選手が出場の可能性があり、負傷なしでここ、スバでの7月1日のキャンプに向かっていることを嬉しく思う。ベテラン選手だけでなく、先輩にプレッシャーをかけている若手選手もいて、バランスが取れたメンバーです」と述べた。

ニュージーランド出身の指揮官は「このチームに選ばれたからといって、ワールドカップに出場できるとは限らない。私たちのすべてのキャンプ、マオリ・オールブラックスのテストマッチ、PNCを通して、多くの競争と努力が必要です」と付け加えた。

エロニ・マウィ、ルーク・タギ、ジョエリ・ヴェイタヤキ、メスラメ・ドロコト、ツヴェレ・ヴェレマルア、ジョニー・ダイアー、モセセ・ヴォカ、フランク、ロマニ、セルペペリ・ヴラリカといった地元でプレーする選手は、国内の大会の結果を反映し、絞り込んだ。

マッキーHCによると、これらの選手たちは国内大会の『スキッパーカップ』や、『フィジー・エアウェイズ・フィジー・ドルア』と『スワイア・シッピング・フィジー・ラトゥイ』というフィジーのチームでのパフォーマンスを評価したとのこと。

「この2年間で地元選手のレベルは向上しており、それが主にフィジーエアウェイズ・フィジアン・ドルアとスワイア・シッピング・フィジアン・ラトゥイのチームの強化の証だと思います。私はまた、フィジーのU20とアカデミープログラムが強くなったと思います」。

フランス・ブリーヴでプレーする万能FW(フォワード)のドミニコ・ワカニブロツが、昨年の秋のツアーテストマッチから引き続きキャプテンを務める。

マッキーHCは「昨年11月のツアーでは、ワカニブロツは確かにみんなの模範となった。彼の指導力は、チームがパリでのフランス代表に対して素晴らしいパフォーマンス(21-14で勝利)を準備し、それ遂行するのに役立ったと思います」と強調した。

フィジー代表は7月13日、フィジーの首都、スヴァのANZスタジアムでマオリ・オールブラックスと対戦、続く20日、ロトルアでリターンマッチを行ってPNCに備える。

PNCでは7月27日、釜石で日本代表と対戦し、フィジーに戻って8月3日にカナダ代表(@スヴァ)と対戦し、10日にサモア代表(@スヴァ)と相まみえる。

なおフィジー代表はワールドカップではプールDに入り、オーストラリア、ウルグアイ、ジョージア、ウェールズと同組となっている。

◆フィジー代表:42名
※数字はキャップ数
★印:今季のセブンズ代表出場歴あり

【PR(プロップ)】
レエロイ・アティリフォ/Leeroy Atilifo (ジャージー・レッズ/イングランド、9)
キャンピージ・マアフ/Campese Ma’afu(レスター・タイガース/イングランド、55)
エロニ・マウィ/Eroni Mawi(フィジアン・ラトゥイ/フィジー、4)
ペニ・ラヴァイ /Peni Ravai (ボルドー/フランス、25)
マナサ・サウロ/Manasa Saulo(無所属、40)
ルーク・タギ/Luke Tagi(フィジアン・ラトゥイ/フィジー、0)
カリヴァティ・タワケ/Kalivati Tawake(ビアリッツ/フランス、10)
ジョエリ・ヴェイタヤキ/Joeli Veitayaki(フィジアン・ラトゥイ/フィジー、7)

【HO(フッカー)】
メスラメ・ドロコト/Mesulame Dolokoto (フィジアン・ラトゥイ/フィジー、2)
サムエル・マタヴェシ/Samuel Matavesi (コーニッシュ・パイレーツ/イングランド、4)
トゥヴェレ・ヴガコト/Tuvere Vugakoto(フィジアン・ラトゥイ/フィジー、4)

【LO(ロック)】
テヴィタ・サヴアティ/Tevita Cavubati(ニューキャッスル・ファルコンズ/イングランド、22)
レオネ・ナカラワ/Leone Nakarawa(ラシン92/フランス、52)
アピ・ラトゥイヤラワ/Api Ratuniyarawa(ノーサンプトン・セインツ/イングランド、30)
テヴィタ・ラトゥヴァ Tevita Ratuva(ボルドー/フランス、0)
アルバート・トゥイスー Albert Tuisue (フィジアン・ドルア/フィジー、3) 

【FL(フランカー)/NO8(ナンバーエイト)】
ジョニー・ダイアー/Johnny Dyer (フィジアン・ラトゥイ/フィジー、0)
セミ・クナタニ/Semi Kunatani(ハレクインズ/イングランド、5)★
ヴィリアメ・マタ/Viliame Mata(エジンバラ/スコットランド、8)★
ネマニ・ナグサ/Nemani Nagusa(ニューキャッスル・ファルコンズ/イングランド、16)
モセセ・ヴォカ/Mosese Voka(フィジアン・ドルア/フィジー、7)
ドミニコ・ワカニブロツ/Dominiko Waqaniburotu (ブリーヴ/フランス、42)※主将
ぺセリ・ヤト/Peceli Yato(クレルモン・オーヴェルニュ/フランス、12)

【SH(スクラムハーフ)】
フランク・ロマニ/Frank Lomani(フィジアン・ドルア/フィジー、7)
ニコラ・マタワル/Nikola Matawalu(グラスゴー・ウォーリアーズ/スコットランド、33)
ヘンリー・セニオリ/Henri Senioli(ドンカスター・ナイツ/イングランド、23)
セルペペリ・ヴラリカ/Serupepeli Vularika(フィジアン・ラトゥイ/イングランド、11

【SO(スタンドオフ)】
ベン・ヴォラヴォラ/Ben Volavola(ラシン92/フランス、27)
アリヴェレティ・ヴェイトカニ/Alivereti Veitokani(ロンドン・アイリッシュ/イングランド、5キャップ)

【CTB(センター)】
レヴァニ・ボティア/Levani Botia(クレルモン・オーヴェルニュ/フランス、11)
セヴァニア・ガララ/Sevanaia Galala(ブリーヴ/フランス、1)
セミ・ラドラドラ/Semi Radradra(ボルドー/フランス、2)
ジェイル・ヴァツブア/Jale Vatubua(ポー/フランス、12)

【UBK(ユーテリティバックス)】
ジョシュ・マタヴェシ/Josh Matavesi(ニューキャッスル・ファルコンズ/イングランド、17)

【WTB(ウィング)】
ヴェレニキ・ゴネヴァ/Vereniki Goneva(ニューキャッスル・ファルコンズ/イングランド、54)
フィリポ・ナコシ/Filipo Nakosi(トゥーロン/フランス、0)
ワイセア・ナヤサレヴ/Waisea Nayacalevu(スタッド・フランセ/フランス、16)
パトリック・オズボーン/Patrick Osbourne(クボタ・スピアーズ/日本、6)
エロニ・サウ/Eroni Sau(ペルピニャン/フランス、1)★
ジョシュア・ツイソヴァ/Josua Tuisova(トゥーロン/フランス、6キャップ)

【FB(フルバック)】
キニ・ムリムリヴァル Kini Murimurivalu(ラ・ロシェル/フランス、24)
セタ・ツイスヴ/Seta Tuicuvu(クレルモン・オーヴェルニュ/フランス、1)

文/写真:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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