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ラグビー コラム 2018年12月27日

早稲田実業、80年の時を経て全国の舞台にカムバック。全国高校ラグビー大会のみどころ

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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早実の注目選手を2人紹介したい。それは父親が同級生で1987年度、早大学院(東京)で花園に出場したキャプテンNO8相良と、1年生ながらSOを任されている守屋だ」。

2人とも、父親に早稲田大時代に活躍した姿をビデオで見せられることもあるという。ただ、父親は高校時代、花園では1回戦で東福岡(福岡)に敗れているため、父よりもいい成績を残したいと全国の舞台に挑む。

NO8相良主将

相良は大谷HCが「チームの中で一番、ボールを持って前に出られる選手」と期待をかけるボールキャリアだ。相良本人も「アタック、ディフェンスで前に出て引っ張っていければいい」と語る。

花園に向けてキャプテンは「早いリロードとかセット、余ったところに素早くボールを回すのが早稲田のラグビーだと思います。個人としては、チームが苦しくなった時に自分が打開できるようなプレーを見せたい」。

「ただ、初出場みたいなものなので、とにかく一戦必勝で一つ一つ勝っていきたい。チームとしては2回戦を勝って花園で年を越すことを目標にしています」と気合いをいれた。

大谷HCは、1年生SO守屋に関しては「1年生としてはすごい落ち着きぶりで、グラウンドの中では物怖じせずに、ちゃんと3年生に指示を出して強気なところが頼もしい」と信頼を寄せている。

1年生SO守屋

憧れは元ニュージーランド代表ダン・カーター(神戸製鋼)という守屋は、早稲田大でラグビーがしたくて高校から早実に進学。

1年生ながらSOという大役を任され、花園に出場する。「学年は関係ありません。SOなのでパスとゲームコントロールを意識して、的確に周りの選手を動かしたい。出るからには思いっきりやりたい!」。

早実は12月28日(金)の1回戦で名護(沖縄)と対戦し、勝利すれば30日にBシードの流通経済大柏(千葉)と対戦する。

大谷HCは、「『年越しをする』という花園での目標は選手たちが決めたので、僕の仕事としてはその目標を達成するための準備や基準を選手たちに示していくことです」。

「早実がこの1年間かけてずっと培ってきたものを、思う存分発揮してしっかり結果を出したい。本当に勝負にかけていくという厳しさをしっかり味わい、達成してそこで喜びをみんなで分かちあいたいなって思っています」と意気込んだ。

果たして、早実は、かつて野球部が甲子園を席巻したように、初の花園で旋風を巻き起こすことができるか。

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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