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ピックアップ コラム 2020年9月11日

「悲しいくらいに面白い」~映画監督と観るデニス・ロッドマンの生涯に迫るドキュメンタリー~

J SPORTSプロデューサーコラム by J SPORTS 編集部
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国内最大のスポーツテレビ局J SPORTSがお届けする「ドキュメンタリー~The REAL~」。

今回はアメリカのスポーツ専門テレビ局ESPNが2019年に制作・放送した、デニス・ロッドマンの生涯に迫ったドキュメンタリーをお届けする。

ひと足先に、TVディレクター、演出家、映画監督、脚本家として活躍する、岸 善幸氏に本作を視聴していただき、感想を聞いた。

―悲しいくらいに面白かったです。

岸 善幸氏に本作を視聴していただき、感想を聞いた

Q.全体の作品の印象は?
「最初に見てくださいということでバスケットボールプレイヤーの競技の部分を分析されたドキュメンタリーかと思いきや、全然そうじゃなかったです。あまりスポーツ選手に興味は無かったんですけど、スタープレイヤーだったロッドマンが現役の時代も、引退された後も、社会からずっと注目されてきているじゃないですか。その中で、葛藤していた彼のアイデンティティを探求している姿が悲しいくらい面白かったです。生い立ちから含めて、家族を求めていたり、愛する人を探していたりするのに手に入らないんです。手に入らないんだけど、何としても手に入れようとして、模索している感じがあって。非常に悲惨な負の面が浮きたってしまう作品だと思うんですけど、演出がポップ感に溢れていてすごいエンターテインメントになっていて、本当に面白かったです。」

Q.ポップにあふれている演出について、どういう意図があったのでしょうか?
 「ロッドマンの記録映像をまとめいくと、悲惨なものなんだと思います。でも、ミュージカルを使ったり、CMの演出をしたり、宇宙空間が出てきてヒマラヤの頂上を飛ぶ場面があったりと映像のジャンルを駆使してポップで見せている。本作導入のふざけたナレーションもそうですね。監督が非常に鮮やかに軽やかに見せ方として演出してる。だから、(悲惨な中にも)すごく笑えるところもある。最終的には人間って何だろう。人間ってなんて業が深いんだろうってところに行きつく作品だと思います。」

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