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モータースポーツ コラム 2026年10月16日

WEC初開催となるカタルーニャ トヨタはWタイトルに近づけるのか?

モータースポーツコラム by 皆越 和也
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第6戦 富士6時間レース

プロトタイプカーであるハイパーカークラス、FIA GT3車両で争われるLMGT3クラス、2クラスの混走により争われるFIA世界耐久選手権(WEC)の第7戦が、10月16〜18日にスペインのカタルーニャ・サーキットにおいて「バルセロナ6時間」として行われる。

当初10月第4週末に予定されていた「カタール1812km」は中東情勢の悪化により1週間早いこの週末にスペインで開催されることになった。カタルーニャ・サーキットはフランスとの国境に近い地中海沿いのバルセロナに1991年に設営された比較的新しいコースで、温暖な気候からテストコースとして用いられることもある。ビッグイベントとしてはF1スペインGP(今年はバルセロナ・カタルーニャGP)やMotoGPカタルーニャGPが開催されているが、WECの開催は初。

したがってほぼ全チームにコースのデータがないに等しいが、BMWとキャディラック、そしてジェネシスのみが8月末にこのカタルーニャで事前テストを行っており、セッティングに関してはマージンがあるかもしれない。

コースは1周4.657kmでシケインがないのが大きな特徴。長いホームストレートの先はテクニカル区間で、最後の2つのコーナーは高速コーナーで、変化に富みマシンの総合力を評価するにはうってつけのサーキットだ。

ハイパーカークラスには、トヨタ、プジョー、フェラーリ、キャディラック、アルピーヌ、BMW、アストンマーティン、ジェネシス(ヒョンデ)の8メイクス17台がエントリー(フェラーリのみ3台)。前回の富士ではアルピーヌが連覇を飾るかと予想されたが、残り1時間でのSC導入時に最後のピット作業で大逆転をした8号車トヨタが、最後の15分間でアルピーヌと大バトルを繰り広げ優勝を果たした。

J SPORTS 放送情報

この結果ドライバーズ部門では、8号車トヨタが89点でトップ、同7号車が79点で2位、20号車BMWが75点で3位、同15号車が69点で4位と、残り2戦でトヨタ対BMWのタイトル争いが白熱しそうだ。マニュファクチャラーズ部門ではトヨタが富士で169点として、146点のBMWを引き離しにかかった。タイトル争いが激しくなる最後の2戦がどうなるのか?まずはしっかりこのレースをチェックしておきたい。

LMGT3クラスは、アストンマーティン、BMW、フェラーリ、マクラーレン、フォード、レクサス(トヨタ)、コルベット(GM)、ポルシェ、メルセデスの各2台、計18台がエントリー。ドライバーズ部門では33号車コルベット(TFスポーツ)のジョニー・エドガーが86点でトップ。27号車アストンマーティンの3名は62点とやや点差が開いている。ただ、残り2戦の結果次第では十分に逆転を狙える位置にいる。チーム部門でも、33号車コルベットが86点と、2位の27号車アストンマーティンの62点に24点差をつけているが、コルベットがいかに確実に点を加算できるかが注目される。

J SPORTSでは、予選を17日午後10時30分〜深夜1時(J SPORTSオンデマンド)、決勝を18日午後6時30分〜深夜3時(J SPORTS 2/オンデマンド)にすべてLIVEでお伝えする予定。

文:皆越和也

皆越 和也

皆越 和也

1961年熊本県出身。1980年代後半に富士スピードウェイで観戦した「WEC in JAPAN」で四輪モータースポーツに目覚め、モータースポーツ専門誌編集部等を経てフリーランスのフォトライターに。SUPER GTは全日本GT選手権がスタートした1993年より、ほとんどのレースを現場で取材している。

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