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モーター スポーツ コラム 2024年6月12日

LM P2も加わり計62台が走るル・マン24時間ポルシェ有利の下馬評は覆るのか!?

モータースポーツコラム by 皆越 和也
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トップクラス(ハイパーカークラス)のエントリー数は今世紀最多の23台となった。

24時間レースの舞台となるサルト・サーキットは1周13.626kmで、テルトル・ルージュからミュルサンヌ、インディアナポリス、アルナージュ、そしてポルシェカーブの手前までは公道を封鎖して使用する。テルトル・ルージュからミュルサンヌまではユノディエールというストレートで、現在は途中に2箇所のシケインが設けられている。コースはスタートラインからダンロップ・カーブまで、そしてポルシェカーブ前後は若干登っているが、ほぼフラットと言って良い高速コースである。

今年は既に車検が8日と9日に、10日にはテストデーが行われた。テストデーではやはりハイパーカーでは前評判どおりポルシェが好調で、ポルシェ・ペンスキー・モータースポーツの6号車ポルシェ963がトップタイム、同4号車が2位、同5号車が4位につけた。TGRの8号車トヨタGR010ハイブリッドが3位、AFコルセの50号車フェラーリ499Pが5位となった。

TGRは7号車トヨタのエース、マイク・コンウェイが大会直前に事故で肋骨と鎖骨を骨折したことで参戦を断念。代わりに昨年まで7号車をドライブしたホセ-マリア・ロペスが加入することになった。2018年から5連覇をしたTGRがこれまでの経験と実績を生かしていかに戦うか?本命がポルシェ、対抗はフェラーリとTGRという図式に絡んで来るメーカーはあるのか?

トヨタは昨年の雪辱を果たすことができるのか!?

LM P2クラスは、2戦を終えインターユーロポル・コンペティションの43号車がポイントリーダーで、ユナイテッド・オートスポーツの22号車、宮田莉朋もドライブするクールレーシングの37号車、アイデックスポーツの28号車、アルガルべ・プロレーシングの25号車が僅差で追っている状態。このル・マン24時間はELMSのシリーズとしてはカウントされないが、別格のレースであるだけに各チームとも気合十分に臨み激しいバトルが演じられるだろう。

LMGT3クラスでは、自分の好きな自動車メーカーでもよいが、できれば日本人ドライバーのいるチームを応援したい。TFスポーツの82号車コルベットLZ06に小泉洋史(ブロンズ)、87号車RC Fに木村武史(ブロンズ)、またユナイテッド・オートスポーツの95号車マクラーレン720Sには濱口弘(ブロンズ)と佐藤万璃音(ゴールド)がエントリー。日本のチームであるD’station Racing777号車アストンマーティンには星野敏(ブロンズ)が参戦する。

12日には2本の公式練習と予選、13日に2本の公式練習とハイパーポールが行われグリッドが決定。決勝は15日16時(日本時間23時)にスタートする。

J SPORTSでは見逃し厳禁の激戦を生中継でお届けする。特にJ SPORTSオンデマンドでは、12日の公式練習より予選、ハイパーポール、ウォームアップ走行、決勝まで全て限定配信を行う。また現地の興奮をお届けするYouTubeオリジナル番組もJ SPORTS公式チャンネルで連日配信するのでご覧いただきたい。

文:皆越和也

皆越 和也

皆越 和也

1961年熊本県出身。1980年代後半に富士スピードウェイで観戦した「WEC in JAPAN」で四輪モータースポーツに目覚め、モータースポーツ専門誌編集部等を経てフリーランスのフォトライターに。SUPER GTは全日本GT選手権がスタートした1993年より、ほとんどのレースを現場で取材している。

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