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そう語る千代。Rd.3鈴鹿での悔しさがRd.4富士での原動力になったという。
富士での第4戦で優勝。前戦での悔しさを晴らしたNo.3 Niterra MOTUL Z。
同じく高星も「鈴鹿ではいろいろなことがあって、自分たちも思うところはありますけど……そこはすべてを飲み込んで、耐えてきました」と語る。
富士のレースでは天候を味方につけての勝利だったように思われがちだが、この時の3号車はサクセスウェイトが50kgを超え、燃料リストリクター制限が入って苦戦を強いられる可能性が少なくなかった。
その中でも上位につけて終始力強い走りを見せていたところを見ると、この富士ラウンドにかけていた想いは並々ならぬものがあったのだろう。
この結果で、3号車の千代/高星は合計49ポイントとなり、今回のRd.5鈴鹿では98kgのサクセスウェイトを積むこととなる。ここまで増えると2戦連続で上位に食い込むのは難しそうだが、高星はチャンピオンがかかる後半戦に向けて、こう語る。
「以前、長谷見昌弘さんから『常にシリーズチャンピオンのことを考えて、1ポイントも取りこぼさないようにしなさい』と教わってきました。NDDPで育ってきたドライバーとして、忠実に守っていきたいなと思います。4レース目が終わったばかりで早いかもしれないですけど、今からチャンピオンのことを考えてポイントを取りこぼさないということをやっていきたいです」
チームメイトの千代も、昨年僅差でチャンピオンを取り逃がし悔し涙を流した。それだけにGT500でチャンピオンを獲ることの難しさを知る1人でもある。
「スーパーGTはチャンピオンを獲るのはものすごく難しい選手権だと思います。これで満足せず、気を抜かずに最後で戦う気持ちをチームのみんなも持っているので、それに応えられるようにドライバーも頑張っていきたいです」と、改めて気合いを入れ直していた。
Rd.4を終えてGT50クラスで頭ひとつ抜け出た感のある3号車。これにどのチームが後半戦で追いついていくのかが、注目どころとなる。
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