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モーター スポーツ コラム 2022年7月14日

【スーパーバイク世界選手権 第5戦 ドニントンパーク】6度の王者レイの母国レース、逆転なるか?

モータースポーツコラム by 辻野 ヒロシ
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凄まじい下り坂と急激な上り坂を持つイギリスらしいサーキットのドニントンパーク。ここでのレースは伝統的にイギリス人ライダーが強いことでも知られています。現在レギュラー参戦するイギリス人ライダーはジョナサン・レイ(カワサキ)、アレックス・ロウズ(カワサキ)、スコット・レディング(BMW)の3人だけになってしまいましたが、3人ともにトップライダーであり、国内選手権である英国スーパーバイク選手権でも活躍したライダーですから、目の肥えた地元のファンからの熱い声援は絶大です。

そういう意味ではランキング2位で追いかけるジョナサン・レイ(カワサキ)はバウティスタとの差を詰め、流れを変えるビッグチャンス。2019年には3連勝を飾ってしますし、ミサノで勝てなかった悪い流れを断ち切ることができるか注目です。

追うカワサキのジョナサン・レイ、アレックス・ロウズの2人はドニントンパークのレースを前に来日し、鈴鹿8耐のテスト走行に参加。今年は「Kawasaki Racing Team」のスーパーバイク部隊が中心のチーム運営体制となっており、慣れたメカニックたちと精力的にテストをこなしていました。心配されるのは来日渡航の疲れです。

その鈴鹿8耐には「Team HRC」からイケル・レクオーナ(ホンダ)がテストに参加。レースライダーになることも決定し、鈴鹿を積極的に走り込んで経験を積んでいました。まだ経験の少ないレクオーナですが、ここまでスーパーバイク世界選手権ではランキング5位と好調。鈴鹿8耐で使うブリヂストンタイヤからスーパーバイク世界選手権のピレリタイヤに乗り換えた時のフィーリングの違いに戸惑わないか心配。彼にとっては新しい挑戦が続きます。

また、鈴鹿8耐のテストには走行はしていませんでしたが、一時帰国中の野左根航汰(ヤマハ)が来場。「去年は怪我で欠場したレースだったので、ドニントンパークは最初のセッションの3周しか走っていません」と語り、2年目ながら実質初めてと言えるドニントンパークにどこまでアジャストできるか、課題は山積みです。

また、今回のイギリス・ドニントンパークのレースには英国スーパーバイク選手権の2021年チャンピオン、タラン・マッケンジー(ヤマハ)、マン島TTレースのスターライダーであるピーター・ヒックマン(BMW)もワイルドカード参戦(=スポット参戦)を予定しており、サーキットの盛り上がりは必至。ここまでの4戦とは一味も二味も違う雰囲気のレースが楽しめそうです。

文:辻野ヒロシ

辻野 ヒロシ

辻野 ヒロシ

1976年 鈴鹿市出身。アメリカ留学後、ラジオDJとして2002年より京都、大阪、名古屋などで活動。並行して2004年から鈴鹿サーキットで場内実況のレースアナウンサーに。
以後、テレビ中継のアナウンサーやリポーターとしても活動し、現在は鈴鹿サーキットの7割以上のレースイベントで実況、MCを行う。ジャーナリストとしてもWEB媒体を中心に執筆。海外のF1グランプリやマカオF3など海外取材も行っている。

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