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モーター スポーツ コラム 2022年7月14日

【スーパースポーツ世界選手権 第5戦 ドニントンパーク:プレビュー】3年ぶりの開催でもエガーターの連勝街道?

モータースポーツコラム by 辻野 ヒロシ
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しかし、蓋を開けてみると、ドミニク・エガーター(ヤマハ)の勢いは止まらず、開幕戦アラゴンのレース1を落としたのみで、レース2から7連勝。開幕戦・アラゴンのレース1で優勝したロレンツォ・バルダッサーリ(ヤマハ)と合わせてヤマハYZF−R6は開幕8連勝を飾っています。

連覇に向けて突き進むランキング2位のロレンツォ・バルダッサーリ(ヤマハ)はミサノで接戦に競り勝ちましたが、コース外走行のペナルティを受け優勝をフイに。エガーターの連勝が続く形となりました。

ただ、ヤマハ独走状態が今後も続くかどうかはわかりません。ランキング3位のニッコロ・ブレガ(ドゥカティ)が駆るドゥカティワークスのパニガーレV2は熟成が進んできており、ミサノではレース1、2共にファステストラップを記録。エガーター、バルダッサーリ、ブレガのMoto2出身の3人が飛び抜けた形でレースを展開しましたから、ブレガとチームは優勝まであと一歩と言えるところまで来ていると感じます。

さて、今回はドニントンパークでの戦いになりますが、上記のランキング上位3名にとっては走行経験が少ないコースになります。というのも近年のイギリスGPはシルバーストーンで開催されており、ドニントンパークでの開催は2009年まででした。スーパースポーツ世界選手権としても開催は3年ぶりであり、3人の中で、ここでレースをしたことがあるのはドミニク・エガーター(ヤマハ)だけなのです。しかもエガーターはその時代、2ストロークの125ccクラスのライダーでしたから、もう遥か昔の話となっています。

そういう意味では昔の事とはいえコースを知っているドミニク・エガーター(ヤマハ)の優勢が続くのかもしれませんね。ここで25歳のロレンツォ・バルダッサーリ(ヤマハ)、22歳のニッコロ・ブレガ(ドゥカティ)にも若さで一矢報いて欲しいところですね。

まるでジェットコースターのようにコーナリングしながら下っていくスリリングなサーキット、ドニントンパークでエガーターの勢いは続くのか、誰かが止めるのか?今季のキーポイントとなるレースになりそうです。

文:辻野ヒロシ

辻野 ヒロシ

辻野 ヒロシ

1976年 鈴鹿市出身。アメリカ留学後、ラジオDJとして2002年より京都、大阪、名古屋などで活動。並行して2004年から鈴鹿サーキットで場内実況のレースアナウンサーに。
以後、テレビ中継のアナウンサーやリポーターとしても活動し、現在は鈴鹿サーキットの7割以上のレースイベントで実況、MCを行う。ジャーナリストとしてもWEB媒体を中心に執筆。海外のF1グランプリやマカオF3など海外取材も行っている。

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