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モーター スポーツ コラム 2022年4月6日

【FIA フォーミュラE世界選手権 2022 第4戦・5戦ローマ(イタリア):プレビュー】開幕3レースで全て異なる優勝者。ロングコースのローマ

モータースポーツコラム by 辻野 ヒロシ
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ランキング4位は日本でもお馴染みのアンドレ・ロッテラー(ポルシェ)。既に40歳を迎え、フォーミュラEの中では最年長の大ベテランなのですが、その速さと巧さが衰えていないことを証明しています。

ランキング5位はストフェル・バンドーン(メルセデス)。今季のベストは開幕戦の2位で、チームメイトでチャンピオンのニック・デ・ブリース(メルセデス)の影に隠れがちです。

そんなランキング上位5人をご紹介しましたが、過去のローマでのウイナーを見てみましょう。過去4レース開催されましたが、ウイナーはサム・バード(当時ヴァージン/現ジャガー)、ミッチ・エバンス(ジャガー)、ジャン・エリック・ベルニュ(DSテチータ)、そしてストフェル・バンドーン(メルセデス)と毎回異なるドライバーが勝っています。

ローマのコースは1周3.38kmと、フォーミュラEサーキットの中では最長コースであり市街地らしい低速区間と高速区間が混在するレイアウト。総合的にポテンシャルが高いマシンが優勢になり、メルセデスパワートレイン勢、そしてポルシェの2台が昨年も上位に名を連ねていました。

地元イタリアという意味では今季は久しぶりにイタリア人ドライバーが参戦します。昨年までアルファロメオF1ドライバーだったアントニオ・ジョヴィナッツィ(ドラゴン/ペンスキー)です。ローマで3回レースが開催されているにも関わらず、イタリア人ドライバーのフォーミュラE参戦は意外に少なく、実は初期の頃にヤルノ・トゥルーリが自らのチームで参戦していた時代から長くイタリア人ドライバーは居ませんでした。

F1のシートを失い、フォーミュラEに転向したものの、ペンスキーパワーユニットのアメリカンチーム「ドラゴン/ペンスキー・オートスポーツ」は時折、表彰台にも乗ることがありますが、レースによって結果にムラがあるチームで、今季の序盤3戦は完全にテールエンダー。F1では自分が去ったアルファロメオが今年好調だけに、ジョヴィナッツィはここでもテールエンダーになっており、ちょっと可哀想。

ジョヴィナッツィがフォーミュラEのレースに慣れるまではまだ少し時間がかかるかもしれませんが、地元の応援を背に浮上するキッカケを掴んで欲しいものですね。

これからイタリア、モナコ、ドイツとヨーロッパラウンド3連戦。勢い付くのはどのドライバー、どのチームでしょうか?

文:辻野ヒロシ

辻野 ヒロシ

辻野 ヒロシ

1976年 鈴鹿市出身。アメリカ留学後、ラジオDJとして2002年より京都、大阪、名古屋などで活動。並行して2004年から鈴鹿サーキットで場内実況のレースアナウンサーに。
以後、テレビ中継のアナウンサーやリポーターとしても活動し、現在は鈴鹿サーキットの7割以上のレースイベントで実況、MCを行う。ジャーナリストとしてもWEB媒体を中心に執筆。海外のF1グランプリやマカオF3など海外取材も行っている。

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