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モーター スポーツ コラム 2021年10月21日

“トライ”し続けて掴んだ初勝利……スバルBRZ、初タイトルに向け勝負の終盤戦へ

モータースポーツコラム by 吉田 知弘
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「今年は予選一発の速さをしっかりと出すためのタイヤ選択をしていますが、それが決勝では難しい方向に動いてしまって、ペースをなかなか上げられない状態が続いていました。その中で色々なトライをして決勝でも力強く戦えるようなことも狙って、7月のもてぎ大会へ臨んだのですが……結果は散々でした。なので、鈴鹿では、もう一度僕たちがベストだったと思う方向に戻して、そこから決勝をどう戦うか……それを考えていかなければいけないなと思っています」

もてぎ大会での敗戦をそう分析していた井口。8月に延期となった第3戦鈴鹿では、再び速さを発揮し予選ではポールポジションを獲得するも、決勝では苦戦を強いられ、ライバルに次々と抜かれるレース展開で10位フィニッシュとなった。

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迎えた第5戦SUGO。ここでも61号車は予選でライバルを圧倒するパフォーマンスをみせ、今季3度目となるポールポジションを獲得した。普通ならば予選トップを獲れたということでも喜ばしいことなのだが、今年の彼らにとって、この結果はあくまで通過点。井口、山内ともに笑顔は少なめで、早くも決勝を見据えている様子だった。

それでも、彼らには今までとは違う“ひとつの手応え”があった。61号車は、SUGO大会の前にオートポリスでタイヤテストを実施していた。当日は雨や霧に悩まされ、思うようなテストプログラムを進めることはできなかったのだが、その中でもマシンのセッティングなどで様々な試みを行い、そこで収穫もいくつかあったという。

「そこで得たものを、実戦でトライしていくだけ」と語っていた井口と山内だが、決勝では見違えるような安定したパフォーマンスを披露。途中セーフティカー導入の影響で、ライバルに接近される展開にもなったが、そこで順位を落とすのではなく、逆にライバルを引き離す走りを見せ、待望の今季初勝利を手にした。

3年ぶりの勝利に井口と山内は喜びを爆発させた。

ここまでマシンに加え、ダンロップと協力してタイヤの部分でも“トライ&エラー”を繰り返してきた61号車。その分、結果が出ずに苦しい時期も続いたが、諦めずにトライをし続けたことが、この1章につながった。

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