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モーター スポーツ コラム 2021年6月21日

2021年WRC第6戦サファリラリー・ケニア “19年ぶりのWRC復活”

Mr.フクイのものしり長者 de WRC ! by 福井 敏雄
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2002年に政情不安や主催クラブの財政困難もありWRCから脱落。WRC脱落後、ラリーそのものはアフリカシリーズとして継続しています。

ここまではサファリ発祥からの経過を簡単に復習しましたが今回のラリーは勿論現行の開催規定ですから他のラリー同様3レグ制、SS距離300キロ程度と、昔の形態とは比べ物になりません。路面はギリシャ、メキシコ、トルコ、ポルトガルなど悪路で知られたものより更に厳しいものになるでしょう。季節的には乾季ですがスコールなどの気象変化によるマッドホール、粘土質のぬかるみなど特有の困難さがあります。注意深い運転と車両の耐久性の勝負になります。最近のラリー車は短距離スプリントタイプが多いので悪路を速く走ると同時に賢く走る必要があります。

トヨタはサファリラリー通算8勝目を目指す。

WRCを19年も開催していなかったため現役のドライバーでサファリの経験者がいないのでこれも注目点です。トヨタのトミ・マキネンが1996年の優勝者ですからチームにアドバイスをしていることでしょう。

アフリカ大陸の最高峰キリマンジェロを背景に荒野を爆走するイメージは期待できませんがラリーの王様の復活には期待するものがあります。

文:福井敏雄

福井 敏雄

福井 敏雄

1960年代から欧州トヨタの輸出部員としてブリュッセルに駐在。1968年、トヨタ初参戦となったモンテカルロからラリー活動をサポート。トヨタ・モータースポーツ部のラリー担当部長、TTE(トヨタ・チーム・ヨーロッパ)副社長を歴任し、1995年までのトヨタのWRC圧勝劇を実現させた。

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