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2020スーパーフォーミュラ第5戦・第6戦プレビュー|コースレコード更新なるか?見どころ満載の“鈴鹿ダブルヘッダー”
モータースポーツコラム by 吉田 知弘今シーズン初となる鈴鹿開催。ダブルヘッダーで見どころ満載だ。
先週末でSUPER GTは2020シーズン全てのレースが終了したが、スーパーフォーミュラはこれからがチャンピオン争いが本格化というところ。今週末は鈴鹿サーキットで第5戦と第6戦の2レースが行われる。
当初は4月初旬の開幕戦と10月下旬の最終戦という形で年間2回開催されている鈴鹿ラウンドだが、今年は新型コロナウイルスの影響でワンデー開催を2日連続で行うという異例のスケジュールとなった。
今シーズンはコロナ禍の影響で来日の目処が立たず参戦できないドライバーが何人かおり、その都度代役参戦のドライバーが登場するケースが見られ。今回の鈴鹿大会は概ねレギュラードライバーが顔を揃えたが、50号車のBuzz Racing with B-Maxでセルジオ・セッテ・カマラに代わって松下信治がドライブすることとなった。
急遽参戦した第4戦では予選はQ3進出、決勝レースでは6位入賞。チームに今シーズン初ポイントをもたらした松下信治。
週末の流れとしては、これまでと同様に1日で予選と決勝を行うワンデー開催となり、今回は土曜日に第5戦、日曜日に第6戦と2戦分開催。どちらのレースとも決勝は30周で争われ、途中1回のタイヤ交換義務(10周目以降)がある。
さらに今回からは、タイヤの事前加熱が限られた方法でのみ認められることとなった。基本的にスーパーフォーミュラではタイヤウォーマーの使用が禁止されているのだが、今年は12月にもレースを開催することになり、低い気温と路面温度でタイヤのウォームアップも時間がかかってしまう。そこでシリーズプロモーターである日本レースプロモーション(JRP)は安全性を考慮して、今大会からタイヤウォーマーの使用を指定した方法でのみ許可するというルール変更を行った。
異例のスケジュールとなった今シーズン。これからの時期はタイヤの温度対策も需要な戦略となってくる。
通常、タイヤウォーマーと聞くとF1のようにそれぞれのタイヤを覆うようにして加温する「ブランケット方式」が有名ではあるが、今回はそれの使用は認めれず、テントもしくはハウス状の中にタイヤを入れてジェットヒーターなどで加熱するする「ハウス方式」が採用されることになった。
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