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モーター スポーツ コラム 2020年8月28日

スーパーフォーミュラ第1戦プレビュー|コロナ対策で変則的なシーズンがいよいよスタート

モータースポーツコラム by 吉田 知弘
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具体的な例としてはソーシャルディスタンスの確保やマスクを着用、手指の消毒または手洗いを実施はもちろんのこと走行セッション以外の時間は専用に用意した車両施設で個別に待機する。今回も3人ぞれぞれにキャンピングカーが用意され、セッションが終わったら速やかにそこへ移動することとなっている。また表彰台や記者会見等への参加も控えることとなりメディアが直接取材することも基本的にはできない。

中嶋一貴に用意されたキャンピングカー。WEC組の参戦に際して様々な対策がなされている。

ある意味で他のスポーツでも前例のない試みとなるのだが、その分パドックでは行動制限を徹底しなければならないという緊迫感が伝わっている。

さらに今年はコロナ禍の影響でレースフォーマットも変更された。昨年までは予選を土曜日、決勝レースを日曜日に行なっていたが、今年は全戦で予選と決勝を同日開催し、フリー走行などの走行セッションは土曜日からとなる(開幕戦もてぎ直前の公式テストと2レース開催となる鈴鹿大会は金曜日にも走行がある)。また“密”のリスクを少しでも減らすため、現場で活動するスタッフの数を減らす目的としてレース中の給油は禁止される。これによりレース距離も大幅に短縮され開幕戦のもてぎは35周(168.035km)で争われる。途中のピットストップがない分、レース戦略も大幅に変わってくることになるのだが、今季は予選がかなり重要になってくるのは間違いなさそうだ。

そして今季の一番の変更点が“有効ポイント制”が導入されることだ。新型コロナウイルスによる日本への入国規制に伴いユーリ・ビップス(TEAM MUGEN)、セルジオ・セッテカマラ(Buzz Racing with B-Max)、シャルル・ミレッシ(Buzz Racing with B-Max)の来日が叶わず開幕戦は欠場することなった。今後同じような形でコロナ禍の影響で参戦ができなくなるドライバーが出てくる可能性もあるため、JRPは急きょシーズン中に結果が良かった上位5大会分の得点のみを採用する有効ポイント制度を導入することになった。つまり、最大2レースまで欠場が余儀なくされても、チャンピオン争いに加わるチャンスが残されることになるのだ。

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