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モーター スポーツ コラム 2020年2月25日

【スーパースポーツ世界選手権 開幕戦オーストラリア】ヤマハ独走状態に変化?王者がMVアグスタに移籍

モータースポーツコラム by 辻野 ヒロシ
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ただ、昨年の後半戦で2勝を含む連続表彰台を獲得した元王者のルーカス・マヒアス(カワサキ)の勢いはクルーゼルも気になるところ。カワサキのトップチーム「Kawasaki Pucetti Racing」の新エースとして迎えられたマヒアスがヤマハ勢に対して何勝飾れるかは今季の大きなポイントになります。

そして既存の「スーパースポーツ世界選手権」のライダーだけでなく、グランプリのMoto2からカテゴリーをチェンジするライダーが多いのも特徴です。ヤマハのチャンピオンチーム「Evan Bros. World SSP Team」に加入するアンドレア・ロカテッリ(ヤマハ)はMoto2ランキング18位のライダー。そして、マヒアスのチームメイトとして名門「Kawasaki Pucetti Racing」に加入するのは、Moto3で優勝経験もあるドイツ人、フィリップ・エッテル(カワサキ)。こういったライダーも注目どころでしょう。

さらに、元王者のケナン・ソフォーグルから続くトルコ人コネクションのライダーとして、「Turkish Racing Team」から参戦するのはジャン・オンジュ(カワサキ)。ロードレースファンなら聞いたことがある名前かと思いますが、彼は2018年のMoto3最終戦・バレンシアでスポット参戦ながらグランプリの史上最年少優勝(15歳と115日)を飾ったトルコ人ライダーです。オンジュは昨年、Moto3にフル参戦しましたが最高位は12位と振るわず。僅か1年でグランプリを離れ、「スーパースポーツ世界選手権」に舞台を移します。ケナン・ソフォーグル直々の手ほどきを受け、彼がどんなパフォーマンスを見せるかも楽しみです。

そして、昨年、カワサキでランキング5位を得た日本人ライダーはホンダに再び戻ります。大久保光(ホンダ)は古巣となるホンダユーザーのチームに復帰して心機一転となります。「スーパースポーツ世界選手権」で孤軍奮闘中の大久保はスーパーバイク世界選手権にホンダワークスが復活したパドックで是非とも存在感を示していきたいシーズンです。

今季はスーパーバイク世界選手権のアメリカ開催が消滅したため完全に同選手権に帯同し、レース数が1戦増えて13戦となった「スーパースポーツ世界選手権」。今季の開幕戦・オーストラリアのフィリップアイランドでその覇権を最初に握るのはどのライダーでしょうか。

文:辻野ヒロシ

辻野 ヒロシ

辻野 ヒロシ

1976年 鈴鹿市出身。アメリカ留学後、ラジオDJとして2002年より京都、大阪、名古屋などで活動。並行して2004年から鈴鹿サーキットで場内実況のレースアナウンサーに。
以後、テレビ中継のアナウンサーやリポーターとしても活動し、現在は鈴鹿サーキットの7割以上のレースイベントで実況、MCを行う。ジャーナリストとしてもWEB媒体を中心に執筆。海外のF1グランプリやマカオF3など海外取材も行っている。

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