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モーター スポーツ コラム 2019年10月4日

スーパーフォーミュラ第6戦レビュー:“苦手なミディアムを克服せよ!”

モータースポーツコラム by 吉田 知弘
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KONDO RACING 近藤真彦監督

そう語るのはKONDO RACINGの近藤真彦監督。レースで勝つための第1ステップとして“ミディアムでのQ1を突破するためのクルマ作り”を金曜日からの走行をスタートさせた。山下のチームメイトである国本雄資も「金曜日もそうですし、土曜のフリー走行でもミディアムで淡々とテストを繰り返しました」と、目先のタイムではなくミディアムタイヤでのパフォーマンス改善を徹底していた。

その効果は、公式予選で見事に発揮された。Q1A組で山下が3番手通過を果たすとB組では国本も5番手でQ2進出を決めた。ふたりはそのままQ3に進出し、山下が2番手、国本が3番手を獲得。ミディアムを改善したことにより、一気に上位進出を果たしたのだ。

この“ミディアムの改善”は決勝でも効果が現れた。スタートでミディアムタイヤを選択した山下は、ソフトタイヤを履くライバルの先行を許すも、同じタイヤでスタートしたドライバーの中では最上位をキープした。ちょうど8周目にコースオフ車両の回収のためセーフティカーが出動しピットストップのウインドウが開く10周目にピットインし、いち早くタイヤ交換義務を消化。後半のソフトタイヤでのペースも安定しており、最終的にトップに返り咲いて念願の初優勝を飾った。

Kondo Racing #3

「(今週のミディアムの改善が)全てだったと思います。やっぱりQ1を突破できるかできないかというのは、どのチームも鬼門と感じている部分だと思いますが、そこを通れるようになっただけでかなり大きいです。決勝に関してもスタートでミディアムを履いたドライバーの中ではペースも良かったですし、予選だけではなくて決勝でも成果が出ました」(山下)

スーパーフォーミュラでの初のトップチェッカーにパルクフェルメでは満面の笑みで、近藤監督と喜びを分かち合っていた山下だが、その笑顔には“このクルマであれば、最終戦も力強く戦える!”という確固たる自信を手にできたという喜びも含まれていたように感じられた。

「今年は、ここに来るまですごく苦労してきて、ミディアムに関しては何をどうすれば良いか分からない状態でした。でも、チームが今回に向けてクルマをすごく良くしてくれて、これだけ飛躍できました。この流れで鈴鹿にいければ良い成績を狙えると思います。(最終戦に向けて)すごく期待が持てるレースウィークを過ごすことができたと思います」

これで合計21ポイントに伸ばした山下は、シリーズチャンピオン獲得の権利を持って最終戦鈴鹿に向かう。自力での逆転は不可能だが、ボーナスポイントがつく最終戦を考えるとチャンスは十分にあるポイント差と言える。

本人も一度は諦めかけていたというシリーズチャンピオン。「とにかく最後は勝って終わりたいですね!」と俄然やる気になっていたのが印象的だった。

文:吉田 知弘

吉田 知弘

吉田 知弘

幼少の頃から父親の影響でF1をはじめ国内外のモータースポーツに興味を持ち始め、その魅力を多くの人に伝えるべく、モータースポーツジャーナリストになることを決断。大学卒業後から執筆活動をスタートし、2011年からレース現場での取材を開始。現在ではスーパーGT、スーパーフォーミュラ、スーパー耐久、全日本F3選手権など国内レースを中心に年間20戦以上を現地取材。webメディアを中心にニュース記事やインタビュー記事、コラム等を掲載している。日本モータースポーツ記者会会員。石川県出身 1984年生まれ

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