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J SPORTSのサッカー担当がお送りするブログです。
放送予定やマッチプレビュー、マッチレポートなどをお送りします。

2020年03月01日

Pre-match Words ~FC東京・権田修一編~(2015年7月17日掲載)

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【Pre-match Words FC東京・権田修一編】

(2015年7月17日掲載)

Q、以前はギリギリの戦いで勝負弱いようなイメージがFC東京にはあったと思いますが、ファーストステージはそういうゲームでしっかり勝ち切っていた印象があります。そういう変化はどういう所から来ていると思いますか?

A、本当にみんな我慢強くなったと思います。去年からマッシモ(・フィッカデンティ)監督が来て、それまでだったら「0-0です」と。その状況で「絶対に点を取りに行きましょう」「意地でも1点取らなくてはいけません」と、みんながそういうようなメンタリティでやっていたと思うんですけど、今は0-0で推移すること、もっと言ったら0-1で負けていたとしても、チャンスの数は少ないんですけど、「この試合中に1回は絶対チャンスがある」「2回は絶対チャンスがある」という我慢強さがあるんですよ。相手にいくらボールを持たれていようと、ウチが前半はシュートゼロで終わろうと、「コレは絶対にこれからウチに流れが来る」「これから1回は必ずウチにチャンスが来る」というようなそういうしんどい時間も、どうしても相手にボールを持たれて攻められていたりとか、たくさん走っていてしんどい時間はあるんですけど、そういう時に我慢強くみんなで、そこの時間をとにかく凌いで、そこから後が勝負だというメンタリティになれたというのは、そういうギリギリの所で自分たちの方に勝ちを持って来られるようになった1つの大きな要因かなと思います。

Q、過去のチームのスタイルもそうですし、所属している選手の今までのプレースタイルやメンタリティを考えると、真逆のスタイルを採っているようにも見るのですが、それがこれだけ身に付いているというのは監督の力が相当大きいということでしょうか?

A、もう監督が求めることを逆にできなければ、ウチは本当に正直「こういう守備的なサッカーをするのがもったいないな」と思うぐらい技術のある選手だったりとか、攻撃に特徴を持った選手が多いんですね。「もっと違うサッカーをしたら、もっとうまく行くんじゃないかな」と思っている方もたぶんたくさんいると思うんですけど、でもそういう上手い選手、技術のある選手がこういう我慢強いサッカーをできるようになるというのはとても大事なことで、今の時代のサッカーだったら、ファンタジスタが23人いて、その23人のファンタジスタは「走らなくていいですよ」というチームは勝てないじゃないですか。どんなに上手い選手でも守備に走らないといけない、スペースに走らないといけない、11の球際で負けちゃいけない、ボールを追わなきゃいけない、時には自陣までダッシュで戻ってプレスバックして守備しなくてはいけない、というのが今は当たり前の時代なので。

やっぱりFC東京の選手というのは今まで名前があると言ったらアレですけど、過去代表に入っていました、今代表に入っています、オリンピック代表や若い年代の代表に入っていました、そういう選手はたくさんいるんですけど、本当に今のFC東京で優勝したことがある選手というのは去年は1人もいなかったんですよ。今年榎本(達也)選手と前田(遼一)選手が来て、今年のチームの中でもJリーグの年間で優勝したことがあるのは2人だけしかいなくてというぐらい、良い選手はいるのかもしれないけど、本当に強い選手、勝てる選手というのがいないチームなので、巧さだったりとかサッカーが上手とか、そういう所じゃない部分というのをしっかりできないことには優勝もできないですし、今まではそういう技術の部分だったりとか、相手の逆を取って出し抜く部分というのに力を注いでいた選手が、相手に走り負けないというような所に思考を変えられるようになったというのは、チームとしてもそうですけど、本当に所属している選手全員が1つ上の段階にステップアップできたのかなと思いますし、これを持った上でもし今後ポゼッションサッカーをするようになった時に、もっともっと強力な力を得られるんじゃないかなと思っています。

Q、勝手なイメージですけど、去年のFC東京は試合中に何回もシステムが変わって、それに選手が対応し切れていないような印象がありました。ただ、今年はそこまで監督が目に見える変化を施さなくても、ピッチの中で選手が状況に対応できている印象もありますが、実際はいかがですか?

A、今年も1試合に1回くらいは並びを変えることは毎試合ありますけど、やっぱりそこを変えた時の理解は凄く早くなったかなと思います。並びを変えたから違うサッカーをするのかと言ったらそうではなくて、並びを変えたら選手のスタートの配置が多少変わるだけであって、目指すサッカーだったりとか、自分たちのゴールを守って相手のゴールに向かって攻めるということは変わらない訳じゃないですか。それがみんな去年とかだったら「今は中盤が4人だからこう動いて」とか「中盤が3人でトップ下がいるからこう動いて」という、少し考えて動く所から入っていたのが、今年はもう「とにかくゴールを守るため、ゴールを取るために一番効率の良いことをしましょう」という風にみんなが今できているので、それを1つスムーズに、もしフォーメーションが変わっても、もっと言ったらフォーメーションが変わらなくても、「今はここのスペースがちょっとやられているな」「もうちょっと中を閉めようかな」というのをピッチ内で、FKやゴールキックでちょっと時間がある時に何人かの選手でパッとコミュニケーションを取っている場面も多いので、そういうのは1つ大きな前に進んだ要素かなと思いますね。

Q、印象的だったのは神戸戦(2015年J1 1st-第3節 〇2-0)のPKストップで、あれはPKに至ったシーンも含めてちょっと漫画のようにドラマチックでしたが(笑)、あのシーンも振り返っていただけますか?

A、正直僕はシミュレーションをしたというのはその場ではわかっていなくて。何かつまづいて転んだというか「滑ったのかな?」と思っていて、後で映像を見たらシミュレーションだったので、あの場でわかっていたらもっと怒っていましたけど(笑)、レフェリーはあれが見えていなくて。日本はレフェリーが今3人しかいなくて、世界では5人いる試合もある中で、3人で見るのは本当に難しいと思うので、あのレフェリングはしょうがないにせよ、あのシミュレーションが結果としてPKになったので、向こうからしたら「もらった」という感じだったと思います。

まあキッカーもペドロ・ジュニオール選手で、FC東京で一緒にプレーしたこともある選手でしたし、どういうコースが得意とかどういう性格かとかもお互いに知っているので、やりにくさはお互いにあったと思うんですけど、PKは駆け引き以外の何物でもないので、いくら技術があっても、いくら背が高くても、逆にいくら背が小さい選手でも、駆け引きに勝つことができれば止めることはできるプレーだと思うので、あれは本当に素直にというか、明らかなシミュレーションでしたけどそこからの流れも含めて、ペドロ選手もあのプレーでもらったPKが蹴りにくいのは当然ですし、そういうのをひっくるめて良いセーブができたかなと思います。

Q、新潟戦(2015年J1 2nd-第2節 〇3-1)はああいうPKがありましたが、あの試合の前までで考えると、ここ2シーズンで権田選手は8本PKを蹴られた内の4本を止めていて、実際に4本止めているGKもPK阻止率50%というGKも他にはいないと思うんですけど、その数字に関してはいかがですか?

A、僕は50%を越えたいんですよね。50%だとあくまでフィフティなので。真ん中も入れたら右が33%、真ん中が33%、左が33%かもしれないですし、ゲームみたいに右上、左下とか考えたらもっとコースはあるかもしれないですけど、確率的には右か左かの二択じゃないですか。逆に言うと僕は最低でも50%は止められると思っているんですよ。だから僕はPKストップに関して言うと6割、60%欲しいんです。前の試合までが2シーズンで8分の4だとすると、昨日(新潟戦)で9分の4ですよね。ということは次に止めても10分の5で半分なので、もちろんPKがないのが理想ですけど、僕はPKストップは5割を超えないといけないかなと。それが自分の仕事かなと思っています(笑)

だって、PKは僕しか止められないですからね。FKだったら壁の選手が助けてくれたりというのがありますけど、PKになっちゃったらゴールを守る可能性を与えられているのは僕しかいないじゃないですか。だから、結局そこが一番の自分の仕事をする場所であって、もしPKのルールが変わって、「ハーフウェーラインからバー当てです」とかになったらもう知らないですよ(笑) でも、PKであってもどんなプレーであっても、自分はゴールを守る可能性を与えてもらっている訳じゃないですか。やっぱりFC東京はまず守備に重きを置いているチームで、とにかく失点ゼロで終わることにこだわっていてとなった時に、昨日みたいなアクシデントのPKというのは起き得る訳ですよね。そういう時に自分があのPKを止めていればって思いますよ。みんな3-0で終わりたかったんですよね。「3点入ったから1点取られてもいいや」という空気の選手は誰もいなくて、それが今のFC東京の良さでとにかくこだわる所はこだわるんですよ。点を取る所は点を取る所にこだわる、守る所はとにかく守る所にこだわっていて。

今年のウチってずっと失点しているんですよ。たぶん9節ぐらいから毎試合毎試合失点していて、毎試合毎試合「今日はゼロで行こうね」という話をしていて、昨日も本当にみんな集中していて、身体も張ってしっかりシュートも防いでいて良かったので、あれも時間がなくて最後のCKだったし、「ここも集中して守ろう」という声がみんなで出ていた中でのあのPKだったんです。だから、ファーストステージはレッズが優勝しましたけど、やろうとしているサッカーは違うにせよ、あれを止められないのが優勝するチームと今のFC東京の差かなと個人的には思います。FC東京が優勝を目指すのであれば、あれをゼロで終わらせられないと、やっぱり優勝するのは難しいかなと思いましたし、だからこそああいうPKではありますけど、自分が守る可能性を与えられている以上は、あそこは絶対に防がなくてはいけなかったなと思っていますね。

Q、ここからはキャリアのお話を聞かせてください。川崎市のさぎぬまSCのご出身だと思いますが、どうしてFC東京の下部組織を選ばれたんですか?

A、小学生の時は関東トレセンとかも入っていて、神奈川の中だったら一番のGKという評価をされていたんですね。でも、関東トレセンに行った時にその当時のヴェルディジュニアのGKがメチャクチャ上手くて。僕より全然背も小さいですし、全体の中に入っても小さいくらいなのに本当に上手くて。さらに東京都選抜の選手もみんな上手くて、ヴェルディジュニアと試合すると、僕は森本(貴幸・千葉)と同い年なんですけど彼らも本当に上手くて、今ウチで一緒にやっている吉本(一謙)選手が所属していたJACPA東京というチームと練習試合をやったんですけど、ボロ負けしたんですよ。だから、僕の中でマリノスに勝てたりとかしていたので「神奈川の中では勝てるな」というのはあったんですけど、何か東京のチームにはどうしても勝てる気がしなくて、「東京には上手い選手がたくさんいる」というイメージもあって、中学に入る時に神奈川のチームに行くという選択肢もありましたけど、やっぱり東京は上手い選手がたくさんいるから、「東京の中で一番になりたいな」と思ってFC東京にしました。

Q、スクールはFC東京だったんですよね?

A、そうですね。でも、スクールではフォワードをやっていたので。スクールにはGKとかないですからね。FC東京との関係というのはそこからスタートしましたけど、そこでは僕がGKということをコーチの人とかも見たことないくらいだったと思いますよ。

Q、同じ東京でもヴェルディじゃなかったんですね。

A、僕は川崎選抜にも入っていて、ヴェルディは川崎選抜の究極のライバルだったんですよ(笑) だから、FC東京がヴェルディをライバル視しているのと一緒で、川崎選抜の監督が「ヴェルディだけには絶対に負けるなよ」みたいな感じだったので、ヴェルディに行くという選択肢は絶対になかったです(笑)

Q、小学校時代に選抜で一緒だった選手で、今のJリーガーっていますか?

A、神奈川選抜だとケンタロウ(森谷賢太郎・川崎)でしょ。でも、川崎選抜で一緒だったヤツもいるんですよね。武田英二郎(湘南)とか高山薫(湘南)は小学校の時に川崎選抜で一緒でした。永木(亮太・湘南)は中学から川崎だったのであまり知らなかったですし、武藤(雄樹・浦和)もあまり知らなかったですし、そんな感じですかね。

Q、率直にFC東京の下部組織に入ってみてどうでしたか?

A、やっぱり上手かったですよ(笑) 神奈川の中だったらだいたい「どこのチームの何番は上手い」とかわかるじゃないですか。でも、みんな知らない選手だったので新鮮でした。中学生ながらに「こんな上手い選手がいるんだ」とか「こんな足の速い選手がいるんだ」とか、とにかく新鮮でした。

Q、森村昂太選手(町田)はやっぱり上手かったですか?

A、昂太は上手かったですね。昂太の左足のキックは本当に凄かったです。最初はサイドバックだったので、アイツは僕の中ではサイドバックの選手ですね(笑)

Q、僕らのイメージだとちょっとファンタジスタ的な感じもありますけど。

A、全然ファンタジーなんてないですよ(笑) クロッサーです。だから、今でもサイドバックをやったら相当良いんじゃないかなと思っているんですけどね。高校3年生の時にフォワードの金森(洋充)ってヤツがケガして、アイツがフォワードになって、そこから前線をやり出したんですけど、本当に上手くなりましたよ。それまでDFを背負ったプレーとかもしないし、ドリブルもサイドを駆け上がるだけだったので、中でやることを覚えて良くはなりましたけど、でも僕の中ではアイツのサイドバックがスーパーなので、僕は今でも見たいですもん。今みたいに色々できるようになった上でサイドバックをやったら、さっき言った「上手いヤツが頑張る」という話じゃないですけど、しかも走れるのでサイドバックが良いと思うんですよね。

Q、本人に勧めてみたことはありますか?

A、たまに言うんですよ。「俺の中でオマエはサイドバックだぞ」って。

Q、森村選手は何て答えるんですか?

A、「いや~、守備が...」って(笑)

Q、じゃあきっとやらないですね(笑) あとは吉本(一謙)選手もジュニアユースからずっと一緒にやってきていますが、今トップチームで一緒に試合に出ているというのは感慨深いですか?

A、感慨深いというか、不思議なくらい違和感がないです(笑) 逆にずっといて当たり前の選手だったので、「カズのシュートブロックが凄い」ってみんな言いますけど、アレを昔から見ていますし、「カズのヘディングが強い」というのも、そんなのは昔からで、中学生の時からメチャクチャ強かったですし、新鮮味はないです(笑) あれだけ試合中から声を出してくれるのも昔からですし、周りに気を配れるのも昔からですし、彼は何も驚きがないことがむしろ驚きです(笑) だから、久々に一緒に試合に出るとなっても何の違和感もないですし、彼の守備範囲は何となくわかっているので、昨日ザキ(山崎亮平)にかわされるのもわかりましたしね(笑) 「オマエ、今滑る気だな」みたいな。

Q、彼はトップデビューの試合でああいうことがあったり、2度のレンタル移籍やケガがあった中で今の活躍は素晴らしいですよね。

A、アイツは膝も良くなかったですし、やっぱり米本(拓司)選手もそうですけど、1年間サッカーができないようなケガをした選手が、またピッチに立ってケガをしていない選手たちと同じレベルでプレーするって簡単なことじゃないですし、それを彼の場合は2回やって、2回ともちゃんと帰ってきて、しかも2回ともそのケガでさらに強くなって帰ってきてというのは、普通のメンタルじゃできないですよ。そういう部分は本当に尊敬しますし、それぐらいサッカーが好きなんだなと思います。だから本当に助けたいと思いますよね。苦しい想いをしている姿も目の前で見ていて、それこそあのデビュー戦の開幕戦も見ていて、あのままU-20の代表合宿があったのでそこへ一緒に行きましたし、その時も凄く悔しそうだったのも覚えていますしね。そういうのも含めて、昔からその人の歴史を知っている選手だと「助けてあげなきゃな」という風には思いますよね。

Q、JリーグでプレーするGKの中でユース出身の選手を見てみると、FC東京U-18出身の選手が一番多いと思うんですが、それってどういう理由があると思いますか?

A、理由ですか。リュウキ(三浦龍輝・柏)は異質と言えば異質なんですよね。性格とかも含めてウチの選手っぽくないですよね。僕の知っているFC東京のGKはとにかくマジメにやって(笑)、とにかく浅野(寛文)GKコーチに怒られて、昔はメチャクチャ厳しいこともされ、今だったらちょっと問題になるような練習もあって。"胸当て"という練習があったんですよ。

Q、至近距離からボールを蹴るような練習ですか?

A、そうですね。後ろに手を組んで至近距離から蹴られるという(笑)でも、それをやるとシュートを打たれる時に何も怖くないですからね。実はそういう理に適っている練習をやっている選手たちなので、リュウキはユースからですし、ユースだとGKコーチは橋本(亮一)さんですから、アイツは「センスだけでやっているな」と思いますけど(笑) あとはFC東京というチーム自体が結果を残さなくてはいけないチームなので、そういうチームでGKをやると伸びるんじゃないかなと思いますけどね。

FC東京と言ったら今はジュニアユースもユースも強豪じゃないですか。基本的にはFC東京の下部組織はどことやっても強いチームとみなされて、「負けちゃいけない」というプレッシャーの中でやるチームなので、僕なんかはそのおかげで色々な大会に出られましたし、色々な大会の上の方まで行けましたからね。しかも全国大会はほとんど準決勝や決勝まで行っていましたし。さらに世界大会も経験できて、それは僕の後輩たちもアベノブ君(阿部伸行・北九州)も含めて、みんなそういう良い舞台での試合を経験できて、しかもそこでミスしちゃいけない、良いプレーをしなくちゃいけないという中で、時には良いプレーをしないと勝てない相手とも試合をして、という舞台をたくさん経験できているというのは、FC東京のGKにとって凄く良いことなのかなと思いますし、嬉しいですよね。

だって僕が高校3年の時の高校2年、高校1年のGKはみんなプロになっているんです!やっぱり練習をやっていてもレベルが高かったですよ。僕とかは上の来栖君(来栖由基・元FC刈谷)とかアベノブ君とかを見てやっていましたし、僕の高校1年の時の3年生を考えても、1人は慶應大学で4年生まで試合に出ていた選手と、流通経済大学で4年までやり切った選手がいて、そういう選手たちを目標にしてやっていたんですよ。じゃあ田端(信成・盛岡)やヒロ(廣永遼太郎・広島)が誰を目標にやっていたかは知らないですけど、やっぱり僕が3年生でいてという状況でやっていて、結局連鎖ですよね。良いフォワードがいるチームは良いフォワードが育つじゃないですか。ジュビロだったら中山さんの後に(前田)遼一君が育つみたいな。だからGKも一緒で、良いGKに勝とうとして「この選手に負けないように頑張ろう」と思って練習すると上手くなりますし、いわゆる"空き年代"もないんですよね。今のユースもそうですけど常に高いレベルの、年代別の代表に入るような選手がいるので、それも理由の1つかなと思いますけどね。

【プロフィール】

FC東京U-15U-18でプレーし、2007年にトップチームへ昇格。3年目にレギュラーを掴むと、以降は不動の守護神として活躍。年代別日本代表にも常に名を連ね、2012年ロンドン五輪では4位入賞。2014年ブラジルW杯ではメンバー入りするなど、日本代表での飛躍も期待される国内屈指のGK


※所属チームを含めた情報は、当時のものをそのまま掲載しています。

ご了承ください。

取材、文:土屋雅史

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